東鷹快速鉄道 立川セントラルライン

立川セントラルライン(たちかわせんとらるらいん)は、東鷹快速鉄道の鉄道路線。
大宮から飯能・立川・多摩センターを経由しあざみ野まで結ぶ。


概要


南北方向の交通手段の整備が望まれていた多摩地域を縦断する路線である。元々鉄道空白地帯だった地域とターミナル駅間の輸送が主力だが、接続する鉄道が事故等で遅延・運休した際には、代替経路として振替輸送に利用され、効力を発揮する。

基本的には高架駅で統一されているが、中央大学・明星大学駅のみ地上駅となっている。
沿線は概ね住宅地であるため、通勤・通学客の多い平日朝夕は非常に混雑する。休日は多摩動物公園・サンリオピューロランド等のレジャー・娯楽施設の利用客で賑わう。

「立川セントラルライン」というのは相互直通運転区間を含めた愛称名で、正式な路線名は多摩都市縦貫線である。
略称は立川CL、ラインカラーは 黄かん色で、東鷹快速のCIカラーである オレンジバーミリオンとは少し色合いが違う。しかし細かく使い分けはされていないので、東鷹快速の看板路線としてCIカラーをまとった路線という解釈も間違いではない。

箱根ヶ崎~多摩センター間は「多摩都市モノレール計画」の経路を基にしており、経路はその計画時より殆ど変わらないが、独自調査を行い採算の合う見込みがない一部の駅を廃止している。

東急への直通列車は、あざみ野から東急田園都市線へ直通し、中央林間へ行く列車と、10両から5両または6両に分割をして大井町線へ直通し大井町へ行く列車がある。

昔からバス事業で付き合いのあった京王とは同線において協力関係にあり、土休日には高幡不動駅で京王多摩動物園線の列車に接続するホリデー快速も運転している。またJRのみで高尾に行くよりも立川でCLに乗り換え、高幡不動で京王に乗り換えて高尾へ行く方が安くなるように乗り継ぎ割引乗車券を設定するなどもしている。

「モノレール計画」の撤回

1990年代、多摩地域で不足していた「定時性のある縦の交通」として多摩都市モノレールが計画されていた。しかし、市民たちはその計画に少なからず疑問を抱いていた。東鷹快速鉄道も同様の考えを持っていた。

多摩都市モノレールは跨座式モノレールであり鉄道に比べ速達性がなく、車両製造・運行にも手間がかかり、第3セクターであることから運賃も高くなると予想されていた。折角今まで多摩地域に不足していた縦の交通ができるというのに、この非効率さはなんだと多くの多摩東部住民は深い憤りを感じていた。

そこで東鷹快速鉄道は、多摩都市モノレールの出資・運営を行う予定であった東京都・京王・西武・小田急等に直談判、物凄い勢いで話を進め、多摩都市モノレール計画は撤回、鉄道として新たな計画へと転換することとなった。(この時、多摩みどり線の前身である多摩川線を所有していた西武と、バス事業や京王重機整備を通して付き合いのあった京王は協力的で、東京都・小田急はあまり耳を傾けなかったと言われている)

路線データ

  • 軌間:1,067mm
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流1,500V・架空電車線方式)
  • 保安装置:ATS-M(多摩センター以北)/東急新CS-ATC(多摩センター以南)
  • 最高速度:145km/h

運転形態

方向の呼称

基本的に鉄道路線では都心または比較的規模の大きい中心駅へ向かう列車を「上り」、その逆を「下り」としているが、立川セントラルラインでは立川が中心駅であり、相互直通運転が複雑なため上り下りを簡単には決めることができない。
そのため、川越・箱根ヶ崎方面から高幡不動・多摩センター方面へ向かう列車をA線、その逆をB線としている。
これは帝都高速度交通営団(現:東京地下鉄)の呼称を参考にしている。

種別

  • 特別快速
メインとなる最速達列車。一部列車は東急大井町線に直通する。

  • 急行
早朝・日中のみ運転。一部列車は東急大井町線に直通する。

  • 区間急行
朝夕のラッシュ時間帯のみ運転。急行の停車駅に加えて大学前と桜街道~武蔵村山の各駅に停車。

  • 快速
飯能以北への乗り入れはない。一部は東急田園都市線に直通する。

  • 通勤快速
朝夕のラッシュ時間帯のみ運転。快速の停車駅に加えて大学前・桜街道~村山団地・瑞穂殿ヶ谷の各駅に停車。

  • 各駅停車
大宮~飯能間、飯能~多摩センター間、瑞穂殿ヶ谷~あざみ野間など区間運転が多い。

平日ダイヤはラッシュ時は1時間に特快3本、快速3本、区間急行3本。日中は特快2本、快速2本、急行2本という構成で、それぞれの優等列車の間に各駅停車が入るパターンダイヤ。

休日ではホリデー快速が入るのと、自社線内折り返し運用の比率が高くなるため複雑なダイヤとなっている。基本的に朝の時間帯は平日急行の時間にホリデー快速が入るため急行が無い。その代わりとして特別快速の多くが大井町行き、快速の多くが中央林間行きとなる。

深夜急行

  • 深夜急行"ミッドナイト"
終電が近くなる深夜23時~1時にかけて運転される。
車両は専用のTS2900系を使用。乗車には座席指定券(350円)が必要。

停車駅:大宮・川越・飯能・箱根ヶ崎・武蔵村山・玉川上水・立川・高幡不動・多摩センター・鶴川・あざみ野・鷺沼

転換クロス部分を座席指定制とし、ロングシート部分はフリースペースとして開放する。ただし座席指定券が無ければ乗車することはできないので、ロングシートのみ、立席のみの利用はできない。また、普段は座面裏側に格納されているレッグレスト・フットレストを使用することが出来る。

サービスはおしぼり、毛布、ダージリンティが用意されるが、高速運転の為そこまでゆっくりしている暇もない。

ホリデー快速

土曜・休日にはホリデー快速も運転されている。
車両は基本的にセミクロスシートのTS2300系・TS2900系が充当される。

  • ホリデー快速鉄道博物館号
停車駅:大宮・飯能・玉川上水・立川・高幡不動・多摩センター・鶴川・あざみ野

  • ホリデー快速多摩遊覧号
停車駅:大宮・川越・飯能・立川・高幡不動・多摩センター

高幡不動では京王多摩動物園線と接続する。

車両


車両基地は箱根ヶ崎運輸区、立川車両センター、多摩車両センターで車両整備は基本的に立川車両センターで行う。但し、全般検査については三鷹工場で行うためその際はJR中央線を経由して三鷹まで回送する。

8両または10両編成で運転しており、田園都市線直通車両は全て10両固定編成、大井町線直通車両は分割可能編成で運転される。急行停車駅のホームは12両編成まで対応しており、その他の駅も少しの工事で対応できるため将来の長編成化も可能である。
各形式の詳細は東鷹快速鉄道の車両も参照のこと。

自社車両


乗り入れ車両

東京急行電鉄
2000系
5000系
8500系
8590系
9000系


車両運用

C運用
東鷹快速車の自社線内折り返し及び東急田園都市線中央林間方面直通運用。
R運用
東鷹快速車の東急田園都市線経由大井町線直通運用。分割併合が可能な車両が充当。
K運用
東急車の運用で、各停・急行を中心に充当される。多摩センター以南まで乗り入れ。

駅一覧・停車駅表

駅名 駅間 各停 快速 急行 特快 接続路線
大宮 神奈川鉄道本線・東武野田線・ニューシャトル
JR宇都宮線・高崎線・京浜東北線・埼京線・川越線
三橋
二ツ宮
木野目
川越 JR川越線・東武東上線
麻帆良電鉄学園線・関東新都市鉄道新都市本線
安比奈
智光山
下川崎
飯能 西武池袋線・秩父線
三ツ木台 5.1
箱根ヶ崎 4.8 JR八高線
瑞穂 1.6
武蔵村山 2.5
村山団地 1.8
上北台 1.1
桜街道 0.7
玉川上水 1.5 西武拝島線
砂川七番 1.0
高松 1.7
立川 1.4 JR中央線・青梅線・南武線
柴崎町 1.0
甲州街道 1.5
高幡不動 2.5 京王線・京王動物園線
程久保 0.8
大学前 2.9
松が谷 0.8
多摩センター 0.8 多摩みどり線?・京王相模原線・小田急多摩線
多摩鶴牧
南野
小野路
大蔵
鶴川 小田急小田原線
下麻生
虹ヶ丘
元石川
あざみ野 東急田園都市線・横浜市営地下鉄ブルーライン
一部の 快速 はあざみ野から東急田園都市線中央林間まで直通運転
一部の 急行 特別快速 はあざみ野から東急大井町線大井町まで直通運転
  • ○…通勤快速・区間急行停車駅





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