GUILTY GEAR2 -OVERTURE- @wiki

元ネタ

最終更新:

gg2sir

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バッドガイの元ネタなどは説明するのも今さらなので「ここ(外部リンク)」へ。
今回、海外での発売を前提としているためか洋楽やアニメ・ゲーム系のパロネタは抑え目。
なので元ネタ探しと言うよりも元ネタ解説が主。
分かりにくそうな英単語も纏めておく。
公式発言での「元ネタはこれ」一覧ではないので、こじつけ半分と思って読んで下さい。
どこで言ってるの?みたいな台詞関係は『ボイス集』を参照のこと。


キャラ

ソル

こっち(外部リンク)」が詳しい。

シン

  • 【台詞】「知ってるか?インドラは塵を生むんだぜ」「聞こえるか?インドラの疼きが」
インドラはヒンドゥーの雷神。ヴァジュラ持ってる人。
シンの得意な雷属性の法力繋がり。

  • 【台詞】「俺のスマイルが0円の内に、本気を出せよ」
マクドナルドのスマイル0円より。
GG2発売当時ならただのパロディネタなのだが、
GGXrd以降「ダニーミサイルズ」というハンバーガー屋の話が随所で出てくる為*1上に、シン行きつけの店っぽいので
ギルティギアの世界観のハンバーガー屋に同じサービスがあるのかもしれない。

  • 【スキル】パテカトルステイン
Patecatl(薬の神)-stain(染色する)
パテカトルとはアステカ神話における肥沃と治癒の神・酒の神・薬の神の名前。
言葉を繋げて、万能薬を塗りたくってるような意味。

  • 【スキル】エキサイター
洋楽繋がりなら、ヘヴィメタル・バンド「ジューダス・プリースト」から
アルバム:ステンド・クラス(1978年)の中の曲の一つ「EXCITER」
イングランド出身の世界的に最も知名度が高いヘヴィメタル・バンドとも呼ばれる。
もしくはカナダ出身のヘヴィメタル・バンド「EXCITER」(1978年~)
こちらはスピードメタルの元祖的グループとして知られる。
音楽用語としてなら、音声強化のエフェクト「エキサイター」(1970年代~)も。
音声が魔法のよう強くなるこのエフェクト、本スキルが火力強化の法力(魔法)なので近い所がある。
もちろん、英単語の「exciter:名詞 刺激する人、励磁機、励振器、励起子」
「excite:動詞 興奮させる、興奮する」からも由来しているだろう。

  • 【必殺技】ビークドライバー
beak(鳥のくちばし)
後に発売になる格ゲー版のシンの技名が野生生物のオンパレード*2なので
ソルとのサバイバル生活中に見たか食べたか戦った動物から取っていると思われる。


イズナ

  • 【キャラ】イズナ
妖怪の一種。漢字だと「飯綱(いづな)」。
飯綱は東北側の呼ばれで、別地域での「管狐(くだぎつね)」の方が伝わる人も多そう。
狐の妖怪の例に漏れず、人に憑依する逸話も多くあるが、
竹筒に収まるほどの小型の妖怪とされ、それを使役する飯綱使いが実在したのも大きな特徴。
イズナ自身、妖怪を使役する大将という扱いなのでその要素も元ネタになっているだろう。
となると、サーヴァント召喚やスロットへの収納のチュートリアルがイズナによるものなのが感慨深い。
イタチ科イタチ属に「イイナ、イナ)」もいる。
日本でも北海道から東北に掛けて生存し、世界最小のイタチなのが特徴。つまり筒に入る。妖怪の元ネタも多分これ。
夏毛は背面が褐色のそれ以外白色だが、冬毛は雪に合わせて全身白色となる。
イズナが白いのは妖怪「白狐」由来と、この筒に入るイタチの冬毛からも来てそうである。

  • 【スキル】姫空木・天人菊・柘榴もぎ
    【必殺技】芥子坊主・鋼山葵・駆け椿・雪柳・鉄線印・月桂刃
姫空木(ヒメウツギ)
天人菊(テンニンギク)
柘榴(ザクロ)
芥子(ケシ)
山葵(ワサビ)
椿(ツバキ)
雪柳(ユキヤナギ)
鉄線(テッセン)
月桂樹(ゲッケイジュ)
全て花もしくは植物の名前。
日本に入ってきた時代は区々だが、どれも日本各地で親しまれている。
半ばこじつけで植物と性能で関連してそうな気配もあるので下記に幾つか記載。

  • 【スキル】姫空木
アジサイ科、ウツギ属、「姫空木」より。
名前の由来は梅雨頃に白く小さく綺麗な花を咲かすことから。
この花の花言葉が「秘密」。透明化スキルを匂わせる花言葉である。

  • 【スキル】天人菊
キク科、テンニンギク属、「天人菊」より。
名前の由来は花の美しい姿が天人を思わせることから。
日本では第二次世界大戦時、戦地に行く人へ送ったとのエピソードがある*3由来から、特攻花として扱われることが多い。
サーヴァントを攻防アップさせ、戦地で戦わせる技なので特攻花らしさがある。
ゲーム内の用語ではないが「特攻(マスターゴースト強襲)」向けな点も一致してしまっている。

  • 【スキル】柘榴もぎ
ミソハギ科ザクロ属、「柘榴」より。
名前の由来は石の瘤(コブ)のような果実なことから。
食用として健康や美容に良さそうなイメージが付いている人もきっと多いが
果実の皮などが薬用として害虫駆虫薬や殺菌薬だったりもする。
食用薬用どちらとも、悪い状態異常や害悪なミニオンを除去するスキルっぽい効能である。

  • 【必殺技】芥子坊主
ケシ科ケシ属、「芥子」より。
名前の由来は芥子菜(カラシナ)の種子と似ていることから。
丸い実が特徴で、髪の毛が載ってる頭みたいで子供の髪型と似ており、丸い実が「芥子坊主」と呼ばれる。
転じて、似た髪型を芥子坊主と読んだり、地域によっては「芥子坊主」と呼ばれるその髪型の妖怪が居たりする。
つまり「芥子坊主」は植物ネタ+妖怪ネタの合わせ技。
イズナの必殺技「芥子坊主」も飛び道具であり、見た感じでは妖怪の召喚技にも見える。
植物ネタだらけのイズナの必殺技かつ、妖怪ネタだらけのイズナの召喚技なので合わせ技にも納得。

  • 【必殺技】駆け椿
ツバキ科ツバキ属、「椿」より。
名前の由来は椿の葉が丈夫なことから「強葉木(つばき」という説がある等。
美しい花を咲かすが、散る時に花ごとポトリと落ちるのが特徴。
「駆け」を加えることで、ポトリと地面に落ちながらも空を駆けているイメージなのだろう。
花ごと落ちる為、現代でも縁起が悪い不吉な花扱いでお見舞いにご法度の花なのだが
この技はヒットから即死やガードからガークラ死がある凶技として調整され続けたので、
効果音(チュイーン)が相手に不吉感を与えている事さえ匂わせを感じる。

  • 【必殺技】雪柳
バラ科シモツケ属、「雪柳」より。
名前の由来は、柳のように細長い枝に、白い小花が降り積もったように見えることから。
枝に大量に白い花が咲くその姿と、居合いで大量の鯖にヒットする広範囲さが上手くハマっている。

  • 【必殺技】鉄線印
キンポウゲ科、センニンソウ属、「鉄線」より。
名前の由来は、つる性植物な上で鉄のように固いことから。
相手の身動きを封じる必殺技なので、固いつるを相手に巻き付けているイメージなのかもしれない。

  • 【覚醒必殺技】月桂刃
クスノキ科ゲッケイジュ属、「月桂樹」より。
香辛料のローリエやローレルやベイリーフ、又はお酒の月桂冠のイメージを持つ人もきっと多いが
古くからスポーツや様々な大会の勝者、メダリスト、優秀な人物の頭に乗せるあの植物の冠も月桂樹である。
栄光や勝利という花言葉まである。正にキメ技に相応しい。

Dr.パラダイム

  • 【台詞】「万有引力を体感したまえ」
ニュートンがリンゴが木から落ちるのを見て、万有引力を発見したことより。
つまり単に自由落下させている攻撃な模様。

  • 【台詞】「兵法第四計、停滞しろ」
中国の同名の兵法書より。
第四計は「以逸待労」。余裕を持った守りで固め、相手が疲れるのを待つ。

  • 【必殺技】三十六計
    【台詞】「第三十六計急げ!」
「三十六計逃げるに如かず」という、要するに「面倒な事なら逃げとくのが良い」という諺から。
または中国の同名の兵法書「走為上(そういじょう)」から。意味は大体同じ。
三十六計そのものは攻撃技なのだが、相手から逃げる際に使う技にもなっている。
台詞は必殺技の時のものではなく、撤退指示の時のもの。

  • 【スキル】アイギスフィールド
アイギスとはギリシャ神話の神ゼウスが娘アテナに与えたとされる防具。
イージスと言えば分かりやすいかも。

  • 【スキル】兵法第十三計
打草驚蛇「草を打って蛇を驚かす」という、
要するに「敵のことが良く分からない場合はよく偵察をし情報収集をし念入りに調べるべし」という兵法。
ボイスで「第十四計」と言っているがこの元ネタ的にも間違い。→『小ネタ・裏技

ヴァレンタイン

  • 【キャラ】ヴァレンタイン
洋楽ネタならば、1937年にリチャード・ロジャースとロレンツ・ハートにより作詞・作曲された
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」。代表的なジャズ・スタンダードの楽曲。
キリスト教の司祭「Valentinus」(ウァレンティヌス、ヴァレンタイン)も掛かる。
法に背き、若い兵士の結婚式を内緒でとり行っていたので処刑された司祭で、バレンタインデーの起源の人。
サーヴァントがお菓子の名前なのでバレンタインデーも掛かっている。

  • 【キャラ】ヴァレンタインのネタ全般
全体的に海外での神話や宗教ネタ。そして裏切りネタから取っていることが多い。
魂、寿命、精神など、「ヒトって何?」を問うような用語と、裏切り。
GG2のストーリーを遊ぶ限りは「感情も理解できない洗脳系キャラだし」ぐらいの雰囲気なのだが、
GG2地続きのGGXrdでの「お母さん」の主張や行動を踏まえると…。
彼女は流石「-OVERTURE-序曲」のラスボスと言った雰囲気。
ヴァレンタインが「お母さん」を裏切る、という匂わせも出来ていたと言える。

  • 【キャラ】ルシフェロ
恐らく悪魔・堕天使の「Lucifer」(ルシファー、ルシフェル、ルキフェル、ルチフェロ、リュシフェル…etc.)から。
宗教や神話やその他作品によって扱いは多少変わるが、神に背いた者の代表格。
元最高位の大天使だったり、堕天使の長だったり、七つの大罪の最上位だったり、悪魔の王サタンと同一視されたりする。
神に背いた話も「ヒトに仕えなさい」という神の命令キッカケなので、「お母さん」の目的を知った後だと思う所が出てくる。
ちなみにダンテの「神曲」においては地獄の最下層でユダ、カシウス、ブルータスの三人を噛み締めているとされる。

  • 【台詞】戦闘前掛け合い「とりあえずソーマを頂戴」
    【台詞】死亡「ソーマが消える…」
ソーマとはインド神話上での植物、もしくはその飲み物とされる霊薬。
その霊薬は神々と人間に栄養と活力を与え、興奮させ、寿命をのばす。お酒っぽくも聞こえるのだがお酒ではない。
もしくは月の神。
「シン(Sin)」は古バビロニアの月の神でもあるのでそれと掛けてるかも?
ただ、元ネタはそれらでも「とりあえず〇〇を頂戴」「〇〇が消える…」に当てはまらないので、そのままの意味ではないと思われ。
「とりあえず命を頂戴(=お母さんの邪魔だから死んで?)」「命が消える…」な意味の上で、
元ネタが分かると他人の命を奪う定義がズレてる感覚も受ける発言。

  • 【台詞】戦闘前掛け合い「あなたのプシュケーを汚すよ」
    【台詞】挑発「排除、プシュケーがない」
プシュケーとはギリシャ神話のエロスの恋人。
もしくはギリシャ語で「心、精神、魂」という意の単語。
psycheと書けば分かりやすいかも。
こちらもきっとそのままの意味ではないんだと思われ。

  • 【台詞】負け時「プネウマが欠損してる…」
プネウマとはギリシャ哲学やキリスト教で、命の呼吸、生命、精神、聖霊、悪霊…etcという意の単語。
ギリシャ語→ラテン語→英語でスピリットになっているので、スピリットの方が伝わりやすい人も多そう。
こちらも上記のソーマやプシュケーと同じく。きっと自分の命の定義もどこかズレている。

  • 【台詞】死亡「ぞんげばーず」
同じく神話や宗教ネタ…ではなく、元ネタが見つからない単語。*4
ヴァレンタイン共通のオリジナル語だと思われる。
元ネタの話でなく意訳の話でも、深い意味のない言葉と解釈して良さそう。
使われ方的にきっと「あっちょんぶりけ(ブラックジャック)」みたいなもの。
XrdのGG2ネタも参照のこと。

  • 【必殺技】ユダ
あのイエス・キリストを裏切った「イスカリオテのユダ」から。
世界中で知名度の高い「裏切り者」の代名詞である。
何故裏切ったのかは諸説ある。日本の明智光秀や小早川秀秋の裏切りに様々な解釈があるのに近い。

  • 【必殺技】カシウス
紀元前ローマに実在した人物。フルネームは「ガイウス・カシウス・ロンギヌス」。
僭主カエサル(シーザー、カイザーとも)の暗殺を首謀したのがカシウス。
カシウスを英雄とする人もいれば、カエサルを英雄とする人もいるのだが
海外での「裏切り者と言えば?」でブルータスとセットでユダに並ぶ一人。
ダンテ・アリギエーリによる13世紀の作品「神曲」の中で
カシウス、ブルータス、ユダは共に地獄の最下層に配置している。

  • 【必殺技】ブルータス
同じく紀元前ローマに実在した人物。フルネームは「マルクス・ユニウス・ブルータス」。
上記カシウスによるカエサル暗殺に加わった人物。
カエサルに目をかけられ信頼されていたにも関わらず暗殺に加担したのがブルータス。
有名な「ブルータス、お前もか!」という台詞はシェイクスピアの戯曲から。

  • 【必殺技】キロンの鎖を解く
「キロン」はギリシャ神話におけるケンタウロスの異端者であり賢者の名前。「ケイロン」「ケイローン」ともいう。
射手座のモデルにもなった空想上の人物。「神曲」にも案内人の一人として登場する。
古代ギリシャ時代にも「キロン」という名前の哲学者、政治家がいる。スパルタの最高役職。古代ギリシャ七賢人の一人でスパルタの改革を行っている。
もしくはそれに由来する小惑星(彗星)の名前でも「キロン」がある。上記ケンタウロスのキロンが由来。
両者とも有名過ぎる裏切りネタはなく正に賢者といった感じで、代表的な鎖ネタもなさそう。
技の効果からして小惑星の名前は掛かってるのかもしれない。

  • 【覚醒必殺技】カルヴァドス
フランスのノルマンディー地方にカルヴァドス県という県がある。
またはそこを中心に作られている林檎酒の名前で、お酒の方が有名。
アルコール度数は40~50度。アップル・ブランデーの中では最高級とされる。
「なんで林檎酒の名前?」という視点を踏まえると、上述の通りヴァレンタインネタは神話や罪人関係が多いので
旧約聖書や神話で度々登場する林檎を更に昇華したものというニュアンスで取っているかもしれない。
開発時点では洗脳効果もあったらしいので精神錯乱的な繋がりも含んでそう。

カイ

こっち(外部リンク)」が詳しい。

レイヴン

  • 【キャラ】レイヴン
洋楽ネタなら1974年からイングランド出身のヘヴィメタル・バンド「RAVEN」。
同郷の「ヴェノム」らと並ぶスピードメタルの先駆者として知られる。
英語としては「raven」。北海道の渡り鳥で日本では「ワタリガラス」、大きいので「オオガラス」とも呼ばれる。
カラスの中でも明らかに大型*5で鳥の中でも特に賢く、世界的に見て神格化されてるカラス種。
一般的にゴミ漁りをしている汚いだけのイメージの「クロウ(crow)」ではなく
強く賢くどちらかというと神聖で善的なイメージさえ持たれているのが「レイヴン(raven)」。
レイヴンがカラス系のキャラなのは背中の文字を見れば一目瞭然だろうが、どちらかというとcrowではなくravenなのだろう。
ちなみにドイツ語では「Rabe」。

  • レイヴンの技名全般
全部ドイツ語。

  • トラオリヒ・ツィーガー
トラオリヒ(traurig)は「哀しい」
ツィーガー(zieger)は「針」、と言うよりも特に「時計の針」を指す

  • シュメルツ・ベルク
シュメルツ(schmerz)は「痛み」
もしくはシュメルツ(schmelz)は「溶解」「溶ける」
ベルク(berg)は「山(丘のような小高い場所)」、もしくは「連峰(もしくは連なった丘や小高い場所)」

  • クライゼン・ヴェー
クライゼン(kreisen)は「回転する」「回旋する」「旋回する」
ヴェー(w)はアルファベット「W」のドイツ語読み
もしくはヴェー(Ve)は北欧神話に登場する神族のひとりで、架空の人物
その名は「悲嘆」の意味を持つとされる
また、人間に言葉と「感覚」を与えた者とされる

  • ケブレヒリヒ・リヒト
ケブレヒリヒはの意味は分からん、と言うかどういう単語なのか分からん
近いのはゲブロィヒリヒ(gebräuchlich)もしくはゲブレヒリヒ(gebrechlich)か?
gebräuchは「使用」「利用」「使用法」、もしくは「習慣」「慣習」「しきたり」「風習」「儀式」といった意味
gebrechlichは「体の弱い」「虚弱な」「老衰した」「脆い」「壊れやすい」といった意味
どちらでも意味は通りそうだが発音はgebrechlichのほうが近いかも
リヒト(licht)は光

  • フェアツヴァイ・フェルト
フェアツヴァイフェルト(verzweifelt)は
「絶望せる」「自暴自棄の」「絶望的な」「手の付けようの無い」「甚だしい」「法外な」「酷い」「いまいましい」
といった感じのネガティヴな「ひどい」という意味で使用されることの多い単語

  • フェッセルン・ヴィンパー
フェッセルン(fesseln)は「縛る」「縛り付ける」
ヴィンパー(vimper)は「まつげ」。まつげ?
まさかまつげって事も無いだろうので「巻かれている(もの)」「巻かれた(もの)」と訳すのが適当か?

  • レーディヒ・ブリック
レーディヒ(ledig)は「空の」「空虚な」「空いている」「独り身の」(日常会話では「独身」という意味で使われることが多い)
ブリック(blick)は「輝き」「眼光」「眼差し」「注視」「凝視」

  • シュバルツ・ヴォルケン
シュバルツ(schwarz)は「黒い」
ヴォルケン(wolken)は「雲」
テーマ曲名に掛けている?

サーヴァント

サーヴァント:ソル

  • クィーン
ミギーとソルが大好きなバンド、QUEENから。
軍略ゲーでの高機動で1点モノの最強の駒という点で、チェスの駒のクイーンも掛かっている筈。

  • ギガント
ギリシャ神話における巨人。
ソルのサーヴァントは兵器関係ネタが多いので、兵器ネタで見るならば
第二次世界大戦中のドイツの巨大軍用輸送機や未来少年コナンの空中要塞。

  • エンガルファー
エンガルフ(engulf)で「(恐怖などが)襲う・(災害などが)巻き込む」といった意味。
ガルファーがバイクパーツ名で、GGSTソルがバイク屋になるぐらいなので
ファイヤホイールとセットでバイクネタ含んでる可能性も。

  • ハンチバック
hunchback直訳で「猫背野郎」という蔑称で日本なら放送禁止用語。
海外ならディズニー作品のタイトル*6に使われる程度の普通の言葉
hunch:(背などを)弓なりに曲げる」+「back:背中」の複合。
調べる限りメカ系の用語ではなく人を指す言葉。

サーヴァント:シンカイ


  • ガンドレットボディ
ガント(to)レット(甲冑)からと思われ。(鯖名はガンド(do))
実はガンドレとガントレで統一できてなかったり→『小ネタ・裏技

  • ワイズマン
ワイズマン(wise man)「賢者、魔法使い」
「ワイズマン」で英語やドイツ語の姓でもあるので、洋楽関係で誰かしら元ネタがあるのかもしれない。

  • コンヴィクトハンマー
コンヴィクト(convict)「有罪と宣告する、有罪と決する」
ハンマー(hammer)「金づち、ハンマー、打ちつける」
おそらく裁判所のハンマーも掛かっている。

  • クワドロベイリフ
クワドロ(quadru-)「4本足の」
ベイリフ(bailiff)「土地管理人、(法廷の雑務をする)廷吏、(法の)執行吏」
執行吏(執達吏):強制執行や裁判文書の送達などを行なった役人
おそらく馬に騎乗した姿っぽいのはこれら現場役から来てそう。

  • ヘヴンズリブラ
ヘブンズ(heavens)「天空の」
リブラ(libra)「てんびん座」
おそらく裁判所のてんびん繋がり。

サーヴァント:イズナ

イズナのザーヴァント名はほぼすべて日本の妖怪から。

  • 河童
もはや説明するまでも無い川の妖怪。
良い妖怪としても悪い妖怪としてもさまざまな伝承がある。

  • 猫又ちゃん
猫又とは、とても長く生きた飼い猫が変化したとされる、人語を話す猫の妖怪。
これも男の夢に現れて精を奪ってゆくだとか人に呪いをかけて病気にするだとか様々な言い伝えがある。

  • 猫又ちゃんのスキル「私、まっしぐら」
元ネタは多分「ねこ、まっしぐら」から。
キャットフードのブランド「カルカン」のキャッチコピーとして有名。(1989年から約10年)
元ネタの語呂が良くそのCMも人気で、同社で一旦使わなくなった後に再度復活したりしている。

  • なまはげ
秋田県で大晦日に行われる伝統的な行事。
またはそれに登場する、災いをはらう鬼のこと。

  • 一反木綿
その名の通り、一反(約11m)ほどの木綿の布の姿をした妖怪。ゲゲゲの鬼太郎で有名。
夜道を歩いている者の所に現れては体に巻きつき、時には人を殺すこともあるとされる。
衾(ふすま)ともいう。うしとらのとはちょっと違う。

  • 天狗
これも説明するまでも無い妖怪。昔は天狐と書いたらしい。
もともとは中国の妖怪で、彗星の流れる様子などをこう呼んだとされるらしい。

  • 天狗のスキル「芭蕉扇」
中国の西遊記や封神演義で登場。芭蕉の葉に似た扇で芭蕉扇。
風を起こすイメージが強いが、雲も雨も雷も炎も起こす。天狗の持ち物ではない。
「天狗の羽団扇」と合わせてのイメージと思われる。

  • でいだーら
いわゆる巨人。でいだらぼっちとかだいだらぼっちとか言う。
伝承によってはいい妖怪だったり、足跡などの痕跡を残していくだけの正体不明の妖怪だったりする。

  • 麒麟
中国の伝説上の動物。麒がオスで麟がメス。
とても優しく慈悲深い性格で、殺生を嫌い、神聖な動物であるとされる。

  • 麒麟のスキル「雷神の羽衣」
おそらく麒麟の鳴き声が雷鳴のよう→雷神という繋がり。
ちなみに風神雷神図で羽織っている羽衣は、仏像用語としては「雷神の天衣(てんね)」。
天衣は天の羽衣とも呼ぶ。輝夜姫で聞いたことある人も多い筈。

  • お雪
雪女。これも説明しなくても分かると思われる。

サーヴァント:Dr.パラダイム

  • ゲロッパ
蛙の鳴き声「ゲロゲロ」から。
こちらは日本語。英語はcroak。
洋楽ネタとしては「ジェームス・ブラウン」の名曲『セックス・マシーン』の歌詞“Get up”
ファンク、ソウルの御大として世界中に愛された氏の代表曲であり、
曲中に実に30回も「Get up!」があるのだが、日本人には「ゲロッパ」としか聞こえない。
転じて、DJ「おまえら、ノッテるか!!」という意味で「ゲロッパ!」が使われている。

  • バウワー
犬の鳴き声「Bow-wow(バウバウ)」
こちらは英語。外人から見たら「わんわん」みたいなもの。
まんまドイツ・英語圏での人名(姓)でもあるので、誰かしら有名人から取った可能性もある。

  • ボーンバイター
英語のbone biterで直訳「骨を噛むもの」
スキル「補食」にて、蛙や犬の骨まで噛んでることの暗喩。
「アシッドブレス」や「臭気オーラ」もきっと捕食の消化液関係なのだろう。

  • レオナルド
伊語の人名だが、それがLeo(ライオン)+harti(堅い)に由来。
レオナルド(サーヴァント)が、レオ・ホワイトファング(次作GGXrdの参戦キャラ)の元ネタ感ある。→『XrdのGG2ネタ
こちらも人名なので誰かしら有名人から取ってる可能性あり。

  • スピリットシーカー
英語「seeker」の直訳は「探す者」だが
現代は「ミサイルの目標探索装置」としての意味合いも強いので、元ネタはそちら。

  • ココペリ
ネイティブアメリカンの間に伝わる守護霊の名。
笛で美しい音楽を奏でるキリギリス、及びその擬人化した姿である。
姿形がトーテムポールで太鼓叩いて踊ってるのも、恐らくインディアンと音楽を奏でる繋がり。

サーヴァント:ヴァレイヴン

ヴァレンタインのサーヴァントは主にお菓子の名前から。
バレンタインデーに掛かっている。
送るものがチョコ限定なのは日本文化。

  • キャンディ
砂糖菓子。飴菓子の総称。
「ドロップ」はキャンディの中の一種。

  • ガトースキン
ガトー(gateau)はフランス語でケーキの意。
例えばガトーショコラは要するにチョコケーキとかそんな感じ。

  • Pブラマンジュ
ブランマンジェとはフランス語で「白い食べ物」という意味の冷菓。
ババロアのようなプリンのような杏仁豆腐のようなお菓子。
ブラン(blanc)が「白い」でマンジェ(manger)が「食べる」という意味。

  • シャルロット
シャルロットとは縁に飾り付けをした婦人用の帽子のこと。
転じて、それに見立てて作った菓子。
ケーキのようなお菓子。

  • ミルフィーユ
フランス語で「千枚の葉(mille-feuille)」という意味を持つパイ菓子。
文字通り何枚もの薄いパイ生地が重なって出来たお菓子。
美味しいが非常に食べにくい。

  • エクレア
正式名は「エクレール・オ・ショコラ(éclair au chocolat)」、略してエクレアもしくはエクレール。
「エクレール」はフランス語で雷や稲妻の意味らしい。
見た目は菓子パンのようなシュークリーム菓子。

  • Missティラミス
ティラミスとはチーズケーキの一種のお菓子。
語源はイタリア語で「私を引き上げて(Tira mi su)」、転じて「私を元気付けて!」だそうな。(Wikipediaから転載)

  • ブラウニー
チョコケーキのようなお菓子のこと。
またはスコットランド付近の伝承にある妖精のこと。



その他

  • 「くっ、テンションが足りない!」
テクモ版「キャプテン翼」。



名前:
コメント:
  • シンのエキサイターは
    Judas Priestに
    同じ名前の名曲があります

    ついでに
    ヴァレンタインのテーマは
    Children Of Bodomの
    Bodom Beach Terrorという曲と
    同じフレーズを使っていますね

    石渡さんなら
    狙った可能性ありますね

    -- 名無しさん (2009-09-05 17:47:58)
  • 海外のフォーラムから転載
    クライゼン・ヴェー Kreisen Weh (Circling Hurt)
    ケブレヒリヒ・リヒト Gebrechlich Licht (Fragile Light)
    フェッセルン・ヴィンパー Fesseln Wimper (Binding Lash) -- 名無しさん (2009-08-29 20:12:04)
  • 了解です、反映しました -- 名無しさん (2008-06-04 12:15:34)
  • ケブレヒリヒはgebrechlichも考えられるんじゃないか?
    意味は「体の弱い」「虚弱な」「老衰した」「脆い」「壊れやすい」 -- 名無しさん (2008-06-04 01:01:38)
  • 「とりあえずソーマを頂戴」は女神転生シリーズからじゃないか? -- 名無しさん (2008-01-10 12:55:43)




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注釈

*1 GGXrd signでシンがこのハンバーガーを通してラムレザルに自分自身の感想を持って貰う名エピソードや、GGXrd REVELATORでソルの「(飯は)ダニーミサイルだぞ」発言にラムがあざとく反応したシーン、及びジョニーの「トレジャーハント」をラムに当てると奪う大切なものがハンバーガー、ステージ背景キャラのハンバーガー食ってるおじさんが居て実は参戦候補だった裏トークや、数年越しに似たキャラ「ゴールドルイス・ディキンソン」が参戦していてそのハンバーガー食ってるおじさんと兄弟だったり、アークコラボカフェのメニューとしてダニーミサイルズの名前で登場したり、割と随所でハンバーガーネタが出てくる

*2 GGXrd版のシンの技名を参照

*3 ただし具体的な証言を記す文献などは無くエピソードの否定説もあることから、日本に広まりきった作り話なのか史実なのか2020年頃からWikipediaでも編集合戦が起きている

*4 GG2発売10年以上経過、続編のGGXrd、更に完結作のGGSTでも用いられているのだが、元ネタ発見報告は見当たらない

*5 体長は約60cm、翼幅は約1m以上で一般的なカラスの倍。

*6 「ノートルダムの鐘」1996年