はじめに・このサイトについて

単なる諸報道などのまとめではなく、作者の主観に基づくコメントなども入っている。つまらないコメントでも、事件を考える上での手がかりになればと願う。

栃木・茨城では足利事件を初めとして、幼女・少女を主とした殺人事件、行方不明事件が多い。
その中で、吉田有希ちゃん惨殺事件は犯行状況が極めて特異だ。

その特異性を簡単にまとめれば、被害者は心臓を刺されて殺害され、胸に多くの刺し傷があり、洗われたか血を拭き取られた裸の遺体だけが、山中の林道脇のすぐ見える場所に置かれた、ということになる。

子供の殺人事件では、普通は絞殺などがよくあるパターンだろう。
死因が刺殺であり、裸の遺体を棄てる事件などは、宮崎勤の事件を考えに入れても存在しない
宮崎事件、足利事件の被害者の死因はすべて絞殺または窒息だ。

ただ、少女・女性の「行方不明事件」や、殺害事件とは判明しても骨だけになっていて「死因がわからないような事件」に、刺殺の可能性を考えることができるのみだ。そのような事件としては、

  • 1981. 5 少女(9)行方不明事件 (茨城/真壁)酒寄はるみ
  • 1985.10 幼児(3)行方不明事件 (栃木/日光)佐々木奈保子
  • 1987. 6 少女(15)行方不明事件 (茨城/藤代)根本直美
  • 1987. 9 少女(8)殺人・死体遺棄事件 (群馬/尾島) 大沢朋子
  • 1990.12少女(14)行方不明事件(茨城/三和町)石嵜容子
  • 1996. 7 幼児(4)誘拐事件 (群馬/太田)横山ゆかり
  • 2002. 5 少女(9)行方不明事件 (茨城/取手)大川経香

これらの事件についてはかなり昔のものが多く情報が少ないが、別ページで触れたい。

1993年 美容師(22)殺人・死体遺棄事件(茨城/旧石下町:現常総市)、いわゆる「93事件」は、少女殺人事件ではないが、有希ちゃん事件と犯行状況が酷似している点で注目される。上に書いた有希ちゃん事件の特異性は、そのまま埋もれていたこの事件の特徴でもある。このサイトでも詳しく取り上げる。

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最終更新:2009年07月20日 01:00
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