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    <title>1heart @Wiki</title>
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    <description>1heart @Wiki</description>

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    <title>イーシン詳細設定</title>
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    <description>
      #contents
----
*【パーソナルデータ】
【キャラ名】イーシン
【種族】人間
【性別】男性
【年齢】２６歳
【生年月日】７月２３日
【身長】１７５ｃｍ
【体重】７６ｋｇ


【容貌】
　　黒瞳、茶髪の東洋系の日に灼けた肌。
　　普段から目を糸のように細めており、外からでは瞳がほとんど見えない程。うっかり開くと目付きは悪いらしい。
　　髪は中途に伸ばした長さで、それを垂らさずにバンダナを頭に巻くことで留めている。
　　鍛錬の成果か、体付きはかなり鍛えられているが、普段はダボついた余裕のある服を好むので外からはわかり辛い。


【職業】自称は盗賊。
　　　　所有スキル的には魔術師兼盗賊兼武術家。
　　　　でも実際、収入を得ているのは清掃業と退魔行。（ややこしい）

【趣味】地図の作成と、最近はホームビデオ撮影（何）

----
*【背景設定】

　　元々は何処かのファンタジーな世界の住人。その中の、現実世界で言う日本や中国に当たる地方の出身。
　　幼い頃に放浪中のとある冒険者に拾われ、その冒険者の手によって育てられる。イーシンの名もその冒険者がつけたもの。
　　師であり育て親でもあったその冒険者と共に各地を転々としていたが、数年前、十二分に自活する能力を得た頃に師と別れ、以来一人旅を続けていた。

　　一人旅を初めてからは、師に仕込まれた盗賊の技術を用いてどうにか食い繋いではいたものの――師と別れ目標を見失ったのか、それ以上のことをする気も起きず。一攫千金を目指すでもなく、何処かへ腰を落ち着けるでもなく、ダラダラとその日暮らしの生活を続けていた。

　　しかしそんなある日、何の因果か偶然にも堕落街へと足を踏み入れ――現在へと至る。


《口調やら性格やら》
　　とりあえず胡散臭い関西弁を喋る。
　　性格については、ＰＬが語るのもなんだかなー、って感じなので意識してることとかを支離滅裂に。
　　意識してるだけなので実際どう見えてるかまでは知りません。
　　子供っぽい大人。根っこで性善説支持者。道教系理論がけっこー好き。ポジティブシンキング……だといいなぁ。（何）
　　最近は鬼畜だの変態だの割りと呼ばれてる。そしてそれを否定出来ない。
　　あ、あと、重度のロリコン。

《住居》
　　堕落街で出会ったハーフエルフの人に紹介してもらった宿屋で部屋を貸してもらっている、らしい。
　　酒屋の二階だそうだが、詳細不明。詳しく聞く機会とか無かったしねっ！
　　とりあえず、西洋風ＲＰＧな宿屋の部屋をイメージ。
　　元々は狭い部屋に暮らしていたが、最近は小さなキッチンとトイレ・シャワー付きの部屋に移ったらしい。

《日常》
　　毎日、朝か昼のどちらかの食事時には、必ず何処かへと消えているらしい。
　　不定期に清掃の仕事と、退魔の仕事をこなしている。
　　最近は自宅に居ることが多いが、それ以外は割とあちこちブラついているらしい。
　　後鍛錬。これまでは夜だったけれど、最近は大きく時間が空いたら、みたいな感じに。


《師匠》
　　忍者で魔術師、そして武術家というよくわからない人物。
　　実際には忍者が本職で、魔術はそのサポート。武術は体術の延長として修めたものであったらしい。
　　忍者といっても特定の主君に仕えていたわけでなく、また、普段はシーフとして振舞っていたとか。そのせいで、イーシンは最後まで忍者だと気付かなかったらしい。
　　胡散臭い関西弁を喋る。
　　物凄くどうでもいい備考としては覗きとナンパを人生の共とする駄目人間だとかどうとか。

《魔術師》
　　かつて諦めた道。
　　元居た世界では、神の言語を模した古代語と呼ばれる言葉を用いる魔術が主流であった。
　　師が使い手であった為に、イーシンもまた魔術の使い手となるべくその知識を得たが――根本となる魔力を十人並み（普通の魔術師、ではなく文字通りに一般人基準で）程度にしか持たなかった為、その願いは叶わなかった。
　　しかし、堕落街においてルリルス・エド・フル・グリモワールと出会い、魔術の手解きを受けることで再びその道を志し始める。
　　――いつか、彼女を使いこなせる程の魔術の使い手になると約束して。

《名前》
　　詳細不明。

　　……嘘ですごめんなさい書きたかったんだよ許してー！
　　色々と重大事でもない限り名乗らない名が一つ。真名ってわけでもないのだが、でも敢えて本名とするならそれか。

----
*【戦闘設定】
１．格闘術
　　中国拳法で勁と呼ばれる各種の技術を根本に据えた打撃中心の格闘術を用いる。
　　形としては八極拳をベースに、骨法やら忍体術やらが色々とちゃんぽんにされたもの。
　　体術に関する師の方針は「習うより慣れろ」であった為、正式な教えを受けたわけではなく、大半は見様見真似で身に付けたものらしい。
　　師が扱う技術の中には打撃以外にも武の基本として投、極も存在したのだが、その全てを修めるだけの器用さは無く、只管に動作を繰り返し、意を考え続けることで打の技術のみを己のものとした。
　　しかし其の為か、技術としての完成には未だ遠く、武術としては発勁凶猛、崩撼突撃といった「剛」のみのレベルを抜け出せていない。化勁に類する「柔」の技術に関しては未熟そのもの。

　　最も得手とするのは肘や肩を用いた打撃や、拳からの寸勁による超至近距離での打撃戦。
　　打撃を受けた際、自ら衝撃の方向に跳んで威力を殺すような小技も最近は用いている様子。
　　柔は無いけど小細工は得意です、みたいなっ！

　改めて、羅穿さんの下で修行中。

＞ＬｖＵＰ（３）：打の理を意識し、動作の「柔」に目を向け始めました。
＞ＬｖＵＰ（３）：関節技、投げ技に目を向け始めました。
＞Ｌｖ？：自然体の訓練中＞一応、習得？　しかし訓練は続行。


２．兵器術
　　短剣術、投擲術、暗器術、槍術を用いる。
　　短剣術、投擲術、暗器術は盗賊としての技術の延長として学んだもの――なのだが、師のせいで無意味に忍者テイストな仕上がりになっている。鋼線とか炸裂弾とか煙球とか。
　　……忍者ってこと気付けよっ！？

　　槍術のみ、自身で身に付け工夫したもの、なのだが。欄、拿、扎を基本とする六合大槍の流れではなく、こちらは完全な我流。
　　故に無駄な動きが多く、結果としてトリッキーな変則的槍法となっている。

　　ちなみにわざわざ設定しておいてなんだが、接近戦では当然のように素手で戦った方が強い。三倍段とかそんなの計算に入れても尚。主に反復量の問題だろう。真似っこでもモデルがあったか無かったかの問題かもしれない。

　　体術と同じく。ロリ天狗様を槍術の師匠に。……いや、元々は教えてもらうのはこれメインのはずだったのだけれど。

３．気功術
　　まぁ、要するにかめは○波とか○空術とかのアレ……な、ワケは無い。イメージ的にはあまり間違っていない気はするけど。
　　もう少し真面目に書くならば、四肢の三陰三陽十二経で十二気、正経十二別絡脾一大絡奇経二絡計十五絡で、十五気、合わせて全身二十七気の経絡を流れる気の力を制御し、用いる技術のこと。字面的には操気術とかそんな漢字でもニュアンスは伝わると思う。
　　中国拳法に於いては、この技術も勁だの発剄だのと称されるのでちょっとややこしい。私的には力学的な技術としての勁に気を乗せたものが本物の発勁ではないかとかそんな妄想をしてはいる。
　　色々とバリエーションはあるようだが、イーシンが使えるのは非物理的打撃として外部に気を打ち出す発勁のみ。勁砲とかそんな言い方でもヨシ。発射箇所は右手限定。其処だけ経絡が太いとかそんな設定。
　　一応、落ち着いて時間をかければ周天法の真似事ぐらいは出来るらしい、が、それは実際気を学んだものが見たら噴飯ものの歪な循環法だとか。
　　軽功術とか化勁とか武空術とかそういうのは使えません。……使ってみたいけど！
＞ＬｖＵＰ（２）：軽功術のみ、たまーに使えるようになりました。
＞ＬｖＵＰ（２）：発勁が右腕以外の場所でも使えるようになりました。
＞Ｌｖ？：自然体の訓練中＞一応、習得？　しかし訓練は続行。

　　ちなみに気功とか発勁とか、それっぽく書いてはいるけどかなりいい加減。ファンタジー万歳！
　　そして１の格闘術の延長だし纏めちゃった方がいいかなー、と思いつつ延々書いてしまった。……だが私は謝らない！　だって好きなんだもん！

　体術、槍術と同じくロリ天狗様を師匠に。……まぁ、ほら。中国拳法って全部ひっくるめて、みたいなもんだし。

４．魔術
　　最近使えるようになった。そして元々使えないはずだった技術。
　　魔術師になれなかった、とかそんな背景からして捻くれたキャラだったはずなんだけどねっ！

　　魔術の属性は、一単語で表すならば『接続』。
　　故に、系統の適正的には召喚・契約系とかそんな感じ。四大や肉体強化みたいなスタンダート系は直接は使えない方向で。
　　魔力量自体は、やっぱり十人並み。契約対象の数が増えるごとに増えていったりはするかもしれない。


&amp;size(20){[[＞使用可能魔術&gt;イーシン詳細設定/使用可能魔術]]}



格闘１５６：Ｌｖ５，ＮＥＸＴ２１０
器械　４２：Ｌｖ２，ＮＥＸＴ６０
気功　８５：Ｌｖ３，ＮＥＸＴ１００
魔術　９３：Ｌｖ３，ＮＥＸＴ１００

----
*【所持品】
『アメジストのような宝石』
　　ルリルさんとの仮契約の証。
　　深い紫色をしており、覗き込めば内部に小宇宙が見えるらしい。
　　イーシンはこれをペンダントのように紐をつけて首からぶら下げている。
『幅広ナイフと仕掛け鞘』
　　読んで字の如く。
　　鞘の方は、分割すると横から開いて鉄板みたいになるのですよ。
『シーフセット』
　　盗賊の七つ道具。
　　プラス、マキビシとか煙球とか炸裂弾とか鋼線とか竹筒とか鉤付きロープとか色々。
　　……これをシーフツールと言い切るのは無理がある気がしてきた。
『投擲武器類』
　　鈴付きダーツ１０本と鈴無しダーツ３本。
　　投擲用ダガー１３本。鉄輪５つ。
　　他に目潰しとゴムボール。
　　一見するとほとんどジャグリングの道具。
『ビデオカメラ』
　　機械文明の産物。キャラ背景的にはそぐわないのだけれど根性で入手。
　　主に子供撮影用。防水性らしい。
『コールドスプレーとライター』
　　良い子が真似しちゃいけないセット。
『一対の銀の指輪』
　　シンプルなデザインの一対の指輪。
『ポーション類』（持ち歩いてたりなかったり）
　　とある魔族様から強奪……もとい頂いたモノ。
　　効果は色々だが、持ち歩くのは事前に用意していなければ回復用のモノを数本程度。
『手錠』
　サツの旦那方が持ってそうな金属製のアレ。色々便利そうだから。
『護り石』
　菊子さんより頂いたもの。
　一度だけ、致命的な怪我を肩代わりしてくれるとか。
　……まぁ、そうなったら大変なことになりそうだけれど。イーシンはそのことを知らない。

―普段は部屋に置いているらしいもの―
『古ぼけたリュート』
　　ゴミ捨て場で捨てられていたのを拾って修理した。
　　元々ぼろかった上に、イーシンに楽器の調律などする技術は無いので、音程がズレまくっている。
　　が、本人は結構気に入っているらしい。
『ネタアイテム』
　　まな板と麺棒、ヅラ各種、点数プラカード。
『地図』
　　堕落街周辺の地形を記したもの。
　　そろそろ結構な数になっているはず。
『ビデオ』
　　子供のものを中心に撮影したビデオとか。
　　最近増え始めた。

----
*【関係者様（敬称略）】


:《羅穿》|　　烏天狗の少女であり、火災旋風の化身。&amp;br()　　イーシンの槍術、体術の師匠。色々と負い目があり、多分頭が上がらない。&amp;br()　

:《リィヤ》|　　異世界から来たという竜族の少女。招喚獣を職業と言い切る。&amp;br()　　魔術師として、招喚契約を結ぶ。&amp;br()　　隷属や使役ではなくあくまで協力、対等の友人としての関係。

:《レッジーノ》|　　駄目牧師。よく神父と間違えそうになるのはここだけの秘密。&amp;br()　　生臭とかそんな言葉で全然表せないぐらいの最悪な聖職者。しかし憎めない。&amp;br()　　妙に馬が合う。言わばソウルブラザー。イーシンはよくここの教会に入り浸ってるっぽい。

:《菊子》|　　人外の娘。正体は地蔵菩薩の変化。……あるいは、既に過去形で語るべきかもしれないけれど。&amp;br()　　紆余曲折を経て、二人目の妻に。……肉も心も魂も、余さず全て奪い取る。&amp;br()　　囲っているような状況は変わらず。……色々、ピンチだったりビックリだったりは絶えないらしい。




*【関係者（ＮＰＣ・背景キャラ等）】

:《とある僧侶の娘》|　　僧侶の娘。元、妻。&amp;br()　　強姦と陵辱の末に招喚契約を結ばせ、己のものになると頷かせ、トドメに子まで孕ませ、産ませた間柄。&amp;br()　　歪んだ関係の代価か、破綻と修復を繰り返したり、繰り返したりしていた。……しでかしたりしでかされたりだったとも言う。&amp;br()　　今は、すぐ近くに。

:《アステール》|　　詳細は使用可能魔術を参照。ルリルさんとの間に成された子供であり、招喚獣。&amp;br()　　繋がりは肉体的なものではなく、魔術的・精神的なものだけれど、それでも子であるという認識は強い。&amp;br()　　多分オス。故に長男。

:《ユイン》|　　上記の「とある僧侶の娘」との間に生まれた子供。&amp;br()　　とりあえず可愛くてしょうがない。イーシンと同じアジア系の肌に、やや癖毛の茶髪、瞳は青灰色。目付きはやや悪くなる予定。&amp;br()　　男。故に次男。……現在は、時折ベビーシッターを頼みながらも、イーシンの部屋に。

:《シャオリール》|　　愛称はシャル。やはり、上記の「とある僧侶の娘」の娘。&amp;br()　　イーシンと血の繋がりは無いけれど、その時二人の子として育てることを誓い――現在に至る。　　&amp;br()　　銀の癖毛に青灰の瞳、そして白い肌。ユインと同じく、預けたり預けられたりしながらもイーシンの部屋に。


:《つくし》|　　菊子さんとの娘。ボクっ娘。&amp;br()　　地蔵の加護のせいか、やたら成長が早い。そして駄目な所だけイーシンに似てるっぽい。&amp;br()　　パールピンクブラウンの髪とブラウンの瞳。……大分特殊ではあるけれど、一応、人間。

:《ジェニファー》|　　イーシンがよく使う服飾店の店員。もしくは店長。&amp;br()　　２ｍ前後の体躯を誇るマッチョなオカマ。……何か月間堕落とかいう雑誌でマンガを描いているらしい。&amp;br()　　性格は大分良い人。所謂良いオカマ。    </description>
    <dc:date>2008-12-10T22:45:43+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www12.atwiki.jp/1heart/pages/49.html">
    <title>イーシン詳細設定/使用可能魔術</title>
    <link>http://www12.atwiki.jp/1heart/pages/49.html</link>
    <description>
      ----
*『契約』

　読んで字の如く。
　招喚契約に限らず、バリエーションは色々。
　色々あるからといって全て使えるかどうかは解らないのがミソだけど。
----
----
*『招喚』

　招喚魔術。
　大雑把に分けて三つのバリエーションがあるらしい。
　一つは本体を直接喚び出す通常招喚。
　一つは対象の一部だけを喚び出す部分招喚。
　一つは自分の身体を媒介に対象の能力だけを借り受ける概念招喚。
　どれが一番難しい、ということもなく。招喚対象の格と性質、そして状況によって難度はよりけりらしい。


　以下は招喚契約を結んだ相手の名前と性質。

----
**&amp;size(20){『魔獣・アステール』} 
&amp;size(15){[[イラスト&gt;http://www12.atwiki.jp/1heart?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=49&amp;file=aste.jpg]]}

　初めて招喚に成功した招喚対象。ルリルさんのサポート付きでようやく成功した。
　その形状は、炎を纏った犬型の魔獣であり、炎の吐息と鋭い爪牙を持つ。
　……術者の力量でサイズが決定するらしく、一番初めに招喚した時は親指サイズのマスコット状態だったとか。
　普段はイーシンの中で眠っており、比較的簡単に呼び出せるらしい。

　初めての共同作業――同調しての魔術行使によって召喚した為、肉体的な繋がりこそ無いもののルリルさんとの子供という認識を持つ。 
　名の意味は『星』。
&gt;ＬｖＵＰ（１）：親指サイズから、拳大サイズになりました
&gt;ＬｖＵＰ（２）：小型犬サイズぐらいまでにはなれるように。
&gt;ＬｖＵＰ（３）：大型犬サイズ。同時に人型化も。


----
**&amp;size(20){『人菌・ゴノレゴ十三』} 
&amp;size(15){[[イラスト&gt;http://www12.atwiki.jp/1heart?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=49&amp;file=kinoko.jpg]]}

　可愛くないキノコ。 
　焼くと美味いらしい。
　あと、何か叩くと増える。胞子で。モッサリ。
　サイズは色々だが基本はバレーボールサイズから上下だとか。 
　種族名はマッシュナイパーと言うらしい。



----
**&amp;size(20){『機人・メカ西くん』} 
&amp;size(15){[[イラスト&gt;http://www12.atwiki.jp/1heart?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=49&amp;file=mekanisi.jpg]]}

　コモトさんより契約を引き継いだ機械。 
　伸びるお手手！（マジックハンド）　物がしまえるボディ！（つまり中身空洞）　どこでも走れるキャタピラ！（垂直走行すら可能らしいが、すげー低速）　そして自爆！（煙撒き散らすだけで破壊力ゼロ） 
　などなどという、素晴らしい機能を誇るロボットというかボロット。 
　ボロットには自由意志があるらしく、機械のくせに凄くイイ性格をしている。

　ちっこいミサイルを吐いたり、右手がドリルになったりもするらしい。
　あと、喋る時は口からカタカタと紙を出す。


----
**&amp;size(20){『魔竜・リィヤ』}
　ＰＣであるリィヤさんご本人。
　黄金の鱗を持った威風堂々たる異界の竜族の貴種。
　本人（ＰＬさん）が居ない場所で招喚する場合は大概ドラゴンモード。
　しかしその状態だと消費が激しいので、ほぼ一瞬の顕現のみ。
　多分消費がなんとかなっても一瞬のみ。こう、ＰＬ事情ということでお察しください。


----
**&amp;size(20){『妖魔・ミニミニ羅穿』}
　掌サイズのミニミニ羅穿さん。
　羅穿さんより試金石として預けられた力の具現であり、その正体は羅穿さんの力のごく一部に術式としての形を与えたもの。
　イーシンの中の『羅穿』のイメージに従った言動をとる。
　能力の規模は本物の１／１４４程度らしいが、それでも十二分に強力な火災旋風の力を持つ。


----
**&amp;size(20){『水妖・ソーダ』}
　レミアさんの仔である不定形のアメーバ状生物。
　元来は体液を媚薬とするエロエロ生物だったそうだが、現在では教育の甲斐もあって媚薬成分は中和されているとか。
　その外見に似合わず、下級の魔族と同等の魔力を有しているらしい。
　極力危険な目にはあわせないと約束した為、戦闘等で招喚することは多分稀。


----
**&amp;size(20){『武甲・鉄拳征裁』}
&amp;size(15){[[イラスト&gt;http://www12.atwiki.jp/1heart?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=49&amp;file=ironfist.jpg]]}

　緋水さんより頂いた（強奪した？）手甲を招喚具としたもの。
　「使用者の意思に応じて使い易い形に変化する」という性質を持つ金属（名称不明）で作られている為、フリーサイズだとか。
　気の流れを阻害することなく、数倍に増幅する機能を持つ。
　気功を収めたものが使えば、自然治癒力を高める効果もあるらしい。
　制裁じゃなくて征裁なのは言葉遊びと趣味。


----
**&amp;size(20){『地蔵菩薩・菊子』}
　ＰＣである菊子さんご本人。
　詳細はプロフィールをば。
　能力は、イーシンの理解だと運命干渉というか確立操作というかそのあたり。
　本人曰く、偶然を起こす、だそうだけれど。
　応急処置的に契約して以来、便利なのでなんとなくそのままに。


----
**&amp;size(20){『機塊・ダイテッコー』}
　漢字で書くと大鉄鋼。見た目は直径５ｍ程の巨大な鉄球。
　とある魔族ＰＣ様との戦闘時、解かれてしまった古代の封印に封じ込められていたらしい。
　瘴気とか魔力とか放ってたから、多分属性は魔とかそんなの。
　周囲のプラスベクトルのエネルギーを吸収するだけ吸収し、限界に達すると爆発するという傍迷惑な代物。どうにもならないので封印されていたらしい。
　あるいは、由来が何かあるのかもしれないがイーシンは知らず。
　名前は、適当にフィーリングで付けたとか。

----
**&amp;size(20){『無銘の武装』}
　読んで字の如し。
　特に捻りも何も無く、刀剣や槍やメイスの類。基本的に大量生産品。
　戦場跡やら何やらで拾い集めたりとかしたらしい。
《ちょっとだけ追記》
・銀のナタ：とある教会で用意して貰ったナタ。聖なるナイフ程度の聖性があるらしい。……が。それだけ。見た目はごつい。

----    </description>
    <dc:date>2008-05-16T02:40:13+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www12.atwiki.jp/1heart/pages/16.html">
    <title>画像こっそり</title>
    <link>http://www12.atwiki.jp/1heart/pages/16.html</link>
    <description>
      臨時作成したままほっぽってたのを再利用。
堕落関係で、こっそりまた描きはじめたのをアップで。
……いやまぁ。色々根性が追いつかんので、ラフだったり逃げたのばっかりの気がするけど！！
恐らく死ヌほどスローペース。そして突然消えるかも。

----
**『笑』


&amp;ref(004shao.jpg)

女子分が明らかに足りてなかったので上の娘。
またも全身画。……毎度ながらインパクトが足りない気がするけれど。
ハンドスピードが致命的に遅いので、これだけで結構時間が。
……枚数描くしか無いんだろーけどなぁ。

----
**『雲』

&amp;ref(003yuinb.jpg)

久々全身画。要領の良い方の息子。多分見た目は一番父親似。
そうは見えないけど服はカンフーの練習着でなく神父様のあれで。
シャーペンで描いた時は普通に見えてたのに、スキャンしたら色々バランスが。
……もーちょい足長くするとか、頭小さくするとかすればよかったなぁ。
そして靴が致命的にアレ。うーむ。

そういや細身設定だと思い出したので微妙に修正。

----
**『鉄山靠』

&amp;ref(002tetu.jpg)


ホントは貼山靠らしい。
似非八極だけあって、イーシンはよく無茶苦茶な入り方をする。（肘からとか）
続・筋肉練習。……相変わらず下半身逃げまくり。
そして右手が若干違和感。……うーむ、精進せねば。

----
**『衝捶』

&amp;ref(001syou.jpg)


とりあえず基本技。筋肉の練習も兼ねて上半身マッパ。
……いや、服考えるのがダルかったとかでなく！
その割りに下半身は思いっきり逃げてるけどね！    </description>
    <dc:date>2008-01-17T22:23:00+09:00</dc:date>
  </item>
    <item rdf:about="http://www12.atwiki.jp/1heart/pages/65.html">
    <title>密かに徒然/2007年10月24日/はじめてのいらい</title>
    <link>http://www12.atwiki.jp/1heart/pages/65.html</link>
    <description>
      #blognavi

　存在し始めた瞬間からある程度「機能」としての完成を見ていたアステールにとって、理解出来ないことではあるのだが。感情を持つ人間にとって――「未知」のものとは、酷く恐ろしいものであるらしい。
　勿論、彼とて「未知」のものと遭遇した事が無いワケではない。時にそれは生物であり、能力であり、そして何よりも他者の大きな感情のブレであった。
　しかし、それらのモノが彼に与えたのは多くの場合「困惑」、時にあったとしても己にとって受け入れられぬが故の「拒絶」でしかなく、脅威として認識したが故の恐怖を覚えることはあっても、「未知」故の恐怖を覚えたことは無かった。
　だが、どうやらソレは、人間にとっては違うものであるらしい。
　人は、未知のものを恐れる。……恐らくは、失敗を恐れるが故に。
　だから、ソレを埋めようとする。調べることで、他人に尋ねることで、経験者を探すことで、類似した情報を得ることで、あるいは失敗そのものを知ることで、未知のベールを――実際に剥がれたかどうかは別として――引き剥がし、恐怖を気にならない程度に薄めようとするのだ。
　無論、例外はある。好奇心と呼ばれる感情、それを強く持つ者達がその代表だ。
　しかし、例外とは所詮は例外であるからこその例外でしかなく、大多数の人間はこの法則からは逃れ得ない。
　そのことを、彼はこれまでの十数年の人生の中で学んだ。



　……堕落街の端に居を構える冒険者の店『ラム・タム・タガー』。
　その一角、カウンターに近いテーブル席で、ユインとシャルは紙束の山と睨めっこをしていた。
「……コレなんてどう？」
　銀髪の娘、シャルがふとその中から一枚を選び出しユインの眼前へと差し出す。
「ん？　……ステンドグラスの輸送？」
　それを見た兄は、ざっと内容を一瞥して一言。
「却下。万が一があったらどうするのさ、こんな違約金払えないよ」
「むぅ～……。駄目かぁ」
　残念そうに溜息を吐く、シャオリール。……其処へ今度は、ユインが別の紙を選び出す。
「それよりは、ほら。……このあたりが堅実なんじゃないかな」
「地味」
　妹の返答は、先程の兄より早かった。
「……堅実は堅実ですけど、美術館の警備なんて冒険者の仕事じゃないです。同じ警備でも、それをやるぐらいだったら……」
「……はぁ？　ケーキ屋の入場整理？　冒険者の仕事じゃないって言うなら、それこそ……」
「いや、ほら。此処、此処」
　くいくい、と。……シャオリールが、己の選び出した紙の下方を指で指し示す。
「なになに……報酬がパティシエ自慢の高級スィーツ？　……シャル。自分の趣味で仕事選んでるだろ」
「……そんなことないですよ？」
　呆れたような兄の言葉に――平静を装ったまま、シャオリールはついと視線を逸らして見せた。
　……そうして、それから。どちらともなく苦笑すると、顔を見合わせる。
「……決まりませんね」
「だね。……存外、コレだ、っていうのは無いもんだね」
　冒険者として最初の依頼。……二人が、それを選び始めてから、もう１時間が経とうとしていた。
　どうせなら、後々まで記憶に残るような記念になるものを。……最初にそう言いだしたのは、シャオリールの方だった。
　ユインとしても、特にそれを拒む理由も無かったし――実を言えば、何だかんだと言いつつもそれなりの期待は抱いていたので、否定を口にはしなかった。
　が、『記念として』という観点でいざ仕事を選び出そうとしてみると、これがまた存外に難しい。
　無論、彼らがまた冒険者としては駆け出しである為、店側から廻される仕事に制限がかかっている、というのもあるのだろうけれど。……ただこなすだけで良いならばともかく、『記念』になりそうな仕事というのがさっぱり見つからない。
　テーブルの上に山と積まれた紙束――依頼書の山を前に、ユインとシャル、どちらともなく溜息が漏れる。
「……ちょっと休憩にする？」
「そうですね……。アス兄も、まだ来てませんし」
　些か疲れた笑みを浮かべながらのユインの提案に、シャルも似たような表情で頷きを返す。
「ん。……そだね。全員揃ったら、また改めて考えればいいさ」
　――丁度、二人がそんな結論を出した時だった。
「二人とも、揃っているな？」
　不意に横合いから、そんな声が向けられた。――噂をすれば影、というヤツだ。
　思わずきょとん、とする二人。
「タイミングが良いんだか悪いんだか……」
「……？　何か問題があったか？」
「いや、なんでもないよ」
　苦笑と共にユインはそう呟きを零すと、声の主へと向き直る。
　其処に居たのは今しがた話題に出ていたばかりの人物。ユインとシャル、二人の兄であるアステール――と。……もう一人、予想外の人物だった。
「……子供？」
　首を傾げる弟と妹に、兄はこくり、と頷きを返した。

「ああ。……この子が、仕事の依頼をしたいそうだ」


「……なんていうかさ。アス兄のキャラがこういうキャラだっていうのは解ってたつもりだったんだけどさ……」
「……ですけどねぇ」
　はぁ、と。……盛大に、疲れたような溜息を吐く二人。
　それを前に、きょとん、とするのはアステールだ。
「……何か問題があったか？」
　……時刻はあれから１時間ほど後だ。家に帰ったのだろうか、既に子供の姿は見えない。
「いや……ほら。……あのさ、アス兄？」
「うむ」
「……俺たちって、冒険者になったばっかりだろ？」
「そうだな」
「…………つまりまず受ける依頼っていうのは、俺らの最初の依頼になるわけで」
「そうだが？」
　暖簾に腕押しとは、このことだろうか。……イマイチ要点がつかめない、という風なアステールの反応に、ユインの口から思わずまた溜息が零れる。
　……この人は、全部説明しないといけないんだろうか。
「だからさ。……どうせ最初の依頼として受けるならさ。後々まで記憶に残るような、記念になるようなのを、って考えてたんだけど」
　そう。……相手が小さい子供だと言うこともあり、頼みを無碍に断ることも出来ず――結局、三人はそれを依頼として受けることになってしまっていた。
　……引き受けることになった以上、前言を翻すつもりは無いのだけれど。延々と、最初の依頼を選び出そうと頭を捻っていたユインにとっては、些か思うところが無いでも無い。
　見ればシャオリールも同意見であるのか、何処か拗ねたような表情で二人の遣り取りを横から見ていた。
　……が。不満の篭った二対の視線に晒され、そこまで説明されて、尚。……困ったことに、アステールの表情は変わらなかった。どころか、むしろこちらの方がますます困ったように眉根を寄せて、
「……つまり、何が問題なのだ？」
　なんてことを問い返す有様だ。
　流石にその返答には、ユインも若干イラっとしたものを覗かせる。
「何が……って。……今言ったでしょ？　どうせなら、記念になるような仕事がしたかったって」
　ふむ、と。……ようやく、その言葉に。アステールは、何事かを考え込むように顎に手を当てて。
「……それならば、やはり問題はあるまい」
　しかし結局――やっぱり、変わらず、そんな言葉を返した。
　……が。
「記念とは。……つまるところ、誰にでも起こる、何にでも訪れる当たり前のことに、当人や国や組織といった――『何処かの誰か』が後付で意味を持たせることだろう？」
　……先程までと違ったのは。その後に、そんな言葉が続いたことで。
「それ自体が意味を持つのではなく、関わる人間が意味を持たせ祝うものが記念だと、我は記憶している」
　それがさも当然のように、ユインとシャオリールの兄はそこまでを語った。
　……一瞬、ぽかんとする二人。
「……えーと」
　別に全然、凄味があったわけでもないし。……威圧するような響きがあったわけではない。視線だけは無駄にヤブ睨みだが、この兄の目付きが悪いのは元からだと二人は知っている。
　だというのに。……気圧されたように、視線が宙を泳いだ。
「……そ、その。でも、最初の、仕事ですし……」
　先程までユインが主張していたのと同じ内容を。……大分勢いの無くなった調子で、今度はシャオリールが口にする。
　もっとも、その台詞は、今にも消え去りそうにもごもごと口に篭ったもので。……更に言うなら、視線はそもそもアステールの方を向いていない。とりあえず口にしてみただけ、といった風なものだったのだけれど。
　耳ざとい彼女等の兄は、それを聞き逃さなかったらしい。
「そうだな」
　さもありなん、とばかり。……アステールはこくりと頷いて。
「だが、始まりとはそういうものだ。『最初』というのは誰にでも訪れる、当たり前のことだろう？　それ自体に特別な意味は無い」
　当たり前、と言葉を繰り返す。……とはいえ、普通はそこまで割り切れるものでは無い。客観的に見てどうであろうと、人間は主観的な生物だ。……理だけでは、不満が残るのも道理だろう。
　だから、シャオリールは、そしてユインも、どうにかしてそれに言葉を返そうとした、のだけれど。
「先程も言った通り。……意味を持たせるのは、『何処かの誰か』であり、この場合は我等だ。……少なくとも我はこの日を忘れない。この依頼を忘れない。お前たちと歩き始めた最初の一歩だということを忘れない。ずっと、憶えて行く。……それでは不満か？」
　――それが、トドメだった。
　まるで、もう、それがさも当然の、なんでもないことのように言うものだから。
　二人は、すっかり毒気を抜かれてしまって。
「……不満じゃない」
「……です」
　呆けたように。……そう、頷きを返すのが、精一杯だった。
「そうか」
　その様子に、何を思ったのか。……ほんの僅か。親しい人間でなければ気付かないぐらい僅かに、アステールは口の端に笑みを載せ。
「では、早速取り掛かるにしよう」
　そう、始まりを宣言した。


　――人間は、未知のものを恐れる生物だ。
　ならば、例えば、もし、世界のほとんどのものを『知らない』人間が居たとしたら。……それはどれほどの恐怖となるだろうか。
　そんな人間は居ないと人は言うかもしれない。例えどんなに狭くても、どんなに小さくても、人は世界の中に生きているのだから。
　そう、『大人』は語る。
　けれど、彼は知っていた。……人間ではないからこそ、ずっと忘れずに、かつて学んだことを憶えていた。
『子供』にとって、世界は、知らないものばかりだと。
　彼らにとって、世界は、恐怖で満ちていると。
　周りが何もかも知らないモノばかりで。……縋るもの、助けを求められるモノが居ないというのは、どれほどの恐怖かというのを。
　だから――……。
「……そこの子供。どうした？」
　彼は、その子供に声をかけた。
　それが、始まりの始まり。


　彼らの冒険者としての最初の仕事――迷子の猫探しは、こうして始まったのだった。

#right{
カテゴリ: &amp;#x5b;[[駄文&gt;密かに徒然/カテゴリ/駄文]]&amp;#x5d; - &amp;trackback() - 2007年10月24日 21:26:17
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    <title>密かに徒然/2007年10月24日</title>
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      -[[密かに徒然/2007年10月24日/はじめてのいらい]]
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    <title>密かに徒然/2007年07月21日/旅立ち～ユインの場合</title>
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      #blognavi

「しっかし。酷いよねー、この証明書。……目付き悪い、とか。普通書く？」
「ファジーな組織なのだろう」
「ファジー過ぎでしょ。……っていうか、アス兄、自分のことなんだからもうちょっと怒るとか嫌がるとかしない？」
「事実なのだから仕方あるまい。……その程度の自覚はある」

　……相変わらずの、兄のその物言いに。ユインは、思わず苦笑を漏らした。

「冒険者？　別にいいけど」
　――冒険者になれ、と父から言われた時のユインの反応は、酷くあっさりとしたものだった。
　喜ぶでなし、落ち込むでなし。ただ、あっさりと、世間話の最中に軽い頼まれごとでもしたかのように頷いて。
「俺だけ？」
　そう、問い返した。
　その反応が予想外だったのか。それとも、予想済みだったのか。問い返された父親は、なんとも言えぬ微妙な表情に口元を歪めながら、首を左右に振り返す。
「いや。……お前と、アステール。二人揃ってのつもりや」
「……アス兄も、か」
　その返答は、別段、予想外と言うわけでは無かったのだろう。
　しかし先の問い程にするりと納得できる内容でも無かったらしく。少年は、何かを確認するように口の中でその言葉を転がした。
　ゆる、と。首が傾ぐ。
「……俺はいいけど。アス兄が冒険者って言うのは、少し厳しくない？」
「ん。……なしてや？」
「単純に、能力の問題かな」
　……ノータイムで。特に言いよどむこともなく、ユインはキッパリとそう言いきった。
　男は、その様子に思わず眉を潜めて。問うような視線を息子へと向ける。
　ふっ、と。小さく、ユインが笑った。
「例えば、俺ならさ。……一人でも大丈夫なんだ」
　そして、ぽつ、と。……短い、そんな言葉を皮切りにして。
「俺は、多分一人で生きていける。……あらゆる意味でね。それだけの知識と能力を持ってるっていう自負がある。僧侶の資格を持ってる以上、社会的、経済的には何の問題も無い。切った張ったの騒動だって、それなりに出来る自信はあるし。……自分で言うのも何だけど、大概のことはそつなく対応出来ると思う。……そして何より。他人の事は他人の事って割り切って、冷めた目で見ることが出来るし、その上で角を立てずに流すことも合わせることも出来る」
　己を、語る。……特に喜ぶでもなく、悲哀を混ぜるでもなく。つまらなそうにするでなく、面白がるでなく。それが当然のことであるかのように。まだ１６の少年とは思えぬほどに、至極平静に。
　対する男は。……その言葉に、口を挟むことなく。同じように静かな表情で、それを聞き。
「だから、俺は一人で生きてける。他人の中でもね。冒険者って仕事も、ある意味、適職みたいなもんなんじゃないかな。……けど」
　しかし。……其処までを語ったところで、少年は不意に言葉を区切る、と。……某かの感情の混じった息を吐き。
「アス兄は駄目だ。……あの人も、一人で生きていける人だけど。それは、本当に文字通りの意味でだけなんだ、イーシン」
　……己の兄を。半分だけ血の繋がった兄のことを、話題へと上げる。
「あの人は他人の言葉を真に受け過ぎる。あの人は他人の感情に疎すぎる。あの人は自分の感情に疎すぎる。あの人は他人に甘すぎる。あの人は正直過ぎる。あの人は、他人の中で生きるには……優しすぎる」
「…………」
「パっと考えただけでも、これだけの問題が頭に浮かぶ。……勿論、今行ったのは悪いことばかりとは限らないし。それが、あの人の美徳でもあるんだろうけど、」
「……冒険者としては、致命的、か」
　こくり、と。……ユインが、頷く。
「冒険者っていう人種は、大勢の人間と関わるのが大前提の仕事だ。……けど、それはあくまで仕事でしか無い以上、特殊な事情を持った他人に深入りしちゃいけない。……だけど。あの人には、アス兄には、きっとその線引きが出来ない」
　きっとあの人は、困っている人が居たらそれを見過ごすことが出来ない。
　ソレが自分に出来ないことであれば、キッパリ出来ないと告げるとは思う。……しかし、それだけだ。
　自分だけで出来ることであれば、彼は何を置いてもそれに当ろうとするだろうし。自らがそれを成せぬのであれば、その方法を探そうとするはずだ。……それこそ、当の相手から拒絶を受けぬ限り。
　そして、わざわざ冒険者を頼るような人間は――依頼という形である以上、拒絶するなんてことは考えてもいないだろう。
　結果として彼は、きっと、不要な厄介事を背負い込むことになる。
　そして、最悪なのは、恐らくアステールがその重さを苦いと認識せずに背負い続けるであろうことだ。
　ユインには、それが、許せない。
「だからさ。……俺だけでいいんじゃないかなって思うんだけど、ソレ。……どうかな？」
　口調こそ変わらぬままだったものの。……其処に確かな感情を乗せ、ユインは首を傾げる。
　しかし。
「駄目やな」
　その訴えに。父親は、あっさりと否定の言葉を返した。
　普段ならば、「そう」とユインが折れて終わりだったのだろうけれど。……この時ばかりは。少年の眉間に険が浮く。
「なんでさ」
「わからんか？」
　即座に、問い返す男。……まるで己がそう言うことを予測されていたかのような錯覚に、少年が、僅かに唇を尖らせる。
「……質問に質問で返したら、テストじゃ０点らしいよ」
　だからせめてもの意趣返しとして、そんな皮肉を返すけれど。
　男は、そら気をつけんとな、と笑うばかりで、じっとユインの目を見詰め。
「……出来ない、って最初から決めつけて、手ぇ出さんまま逃げとったら。ホンマに、アイツはそういうことが出来ない人間になってまう」
　やがて、その口からは、そんな言葉が漏れた。
　……男の語った内容に、虚を突かれたように。キョトン、と。ユインは、目を丸める。
　構わず。……男は、言葉を続けた。
「アイツは、他人の言葉の意味を知らなあかん。……その裏にある感情を読むことを覚えなあかん。信じることの覚悟を学ばなあかん。自分ってもんを根っこのところで理解出来るようにならなあかんし――……優しさの意味を、知らなあかん」
　先に、息子が言った言葉に被せるように。男は、そこまでを一気に捲くし立て。
「ま。……結局んとこ、アイツもまだまだや、っちゅーことや。覚えることは、まだまだナンボでもある。せやから、外の世界に出す。……ＯＫ？」
「…………」
　苦虫を噛み潰したような顔。
　滅多に見せぬそんな表情を浮かべると。……僅かな間を置いて、ユインは
「……わざわざ、子供に苦労を味あわせたいの？　そういう立ち回り、覚える前に。抜き差しなら無いことになったらどうするのさ」
　やや憮然とした様子で、そんなことを口にした。
　……それに。何がおかしかったのか、男が口元に笑みを浮かべる。
　――その台詞は。この少し前、彼の兄が口にした文句とほとんど同じだったのだけれど。それを知らぬユインには、笑みの意味がわからないものだから。
「？　……何がおかしいのさ」
「いや。……ちょっとな」
　怪訝な顔で向けられた問いに、男は笑いを噛み殺しながらそう応じると。一つ、頷いた。
「ワイはな。……お前等を大事に思うとる。……せやけど、甘やかすつもりは無い」
　そして。……まずは、問いの前半部分について。キッパリと――肯定の意思を滲ませた言葉を返して、それから。
　にやり、と笑った。
「……それに、ほら。そないに、アイツの立ち回りが心配なら。そーいう風なことにならんよう、お前が助けてやればええやろ？」
「……俺が？」
　またも、虚を突かれたように。……ユインは、一度、目を瞬かせ。
「そ。……それとも。アステールのヤツも、お前にとっちゃ他人でしか無いか？」
　挑発するような、男の言葉に。
「まさか！」
　ユインは、反射的に、否定を返した。


　……後は、なし崩しだ。
　上手いこと乗せられたよなぁ、と。ユインは、内心でだけ苦笑を漏らす。
　けれど。父親の言うことにも、一理はある、と……今では、そう思えるから。
　兄を助けよう、とユインは思った。……不器用な、己の兄を。それが何時までのことになるかは解らないけれど。
　ふと、隣を見れば。その兄が難しい顔で黙り込んで居た。
「ん、どうかした？　アス兄」
「……いや」
　気になって問い掛けてみれば、すぐに否定の言葉が返って来る。
　何を考えて居たのか、気にならないでも無かったけれど。
「なんでもない。……それより、早く戻るとしよう」
　そう言葉を向けられれば、ユインは特にそれ以上を訊ねることなく、頷きを返し――ふと、動きを止めた。
　……そして、小さく笑みを浮かべる。彼らの父がコトあるごとに言っていたことを思い出したからだ。
「？　どうした？」
「いや、忘れるトコロだったなって。……ん」
　こういうことは。……はじめが肝心なのだ。
　そう思えば、ユインは、兄へと右手と言葉を差し出した。
「これからよろしく、アス兄」
　……一拍の間を置いてから。
「こちらこそだ、ユイン」
　兄は、弟の手をしっかりと握り返した。



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カテゴリ: &amp;#x5b;[[駄文&gt;密かに徒然/カテゴリ/駄文]]&amp;#x5d; - &amp;trackback() - 2007年07月21日 18:08:41
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    <dc:date>2007-10-24T13:51:38+09:00</dc:date>
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    <title>密かに徒然/2007年10月02日</title>
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      -[[密かに徒然/2007年10月02日/旅立ち～シャオリールの場合]]
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    <dc:date>2007-10-02T19:49:09+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="http://www12.atwiki.jp/1heart/pages/63.html">
    <title>密かに徒然/2007年10月02日/旅立ち～シャオリールの場合</title>
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      #blognavi

----

「……じゃあ、どうしても駄目だって言うのね？」
「応。どないしても、や」

　ギシリ、と。空気が軋む音が聞こえた気がした。

　銀髪の娘と、黒髪の父。……似ても似つかぬ親子は、今、真正面から睨み合っていた。

　切っ掛けは、些細……とは言えなかったが、少なくとも単純なことだった。
　アステールとユインが冒険者となったことだ。
　シャオリールは、少なくともそれ自体には特に異論は無かった。
　勿論、大なり小なりの心配はあったが、彼らならそれを乗り越えるだろうと思っていたし。……実を言えば、父が彼らを外の世界に出すのは、時間の問題だとも思っていた。
　しかし。
　彼女の予想の中では。……その時、外の世界へと出されるのは、彼ら二人だけではなかったはずなのだ。
　彼女が怒っている理由は、ただ一つ。その日、二人が戻り、彼らの口から直接聞かされるまで――そのことを自分が、何一つ、教えられていなかったという点にあった。
　自分は、それを知っていて当然だったのに。
　知っているはずだったのに。
　いや、もっと言えば。……自分も、共に冒険者となっていたはずだったのに。
　仲間はずれにされた。そんな意識が、彼女に怒りを与えていた。
　子供っぽい、と言ってしまうことは簡単だけれど。当の本人にしてみれば極めて重要な問題だ。
　憤懣やるかたないという様子を隠そうともせず、シャオリールは父親を睨み付け続け。
　……困ったことに、子供っぽさで己の娘と張り合う父親は、真っ向からそれを睨み返し続ける。
　そのまま、どれだけの時間が経っただろうか。

「……そう。ならいいです」
　つい、と視線を逸らし。……硬い声で、娘が言葉を漏らした。
　収まったか。そう、安堵の息を父親が零した、次の瞬間。
「冒険者には、勝手になります。……今まで育てて下さって、ありがとうございました、お父さん」
　シャオリールはそんなことをのたまうと同時、さくっと踵を返して見せた。
　慌てたのはイーシンである。予想外……の、反応ではないのが、なんとも言えない。
　そういえば、母親も似たような拗ね方したっけなぁ、などと。ちょっぴり、デジャ・ビュを感じながら。
　そのまま部屋を出て行こうとするシャオリールに、慌ててその進路を塞ぐように、イーシンは出入り口へと回りこみ、通せんぼをする。
「ま、待ちっ！　ちょぉ待ち、シャオリール！」
「……まだ何か御用ですか？」
　それを半眼で見遣るシャオリール。……バカ丁寧な口調が、逆に怒りの程度を表している。そういえば、普段はパパと呼んでくれてるというのに、さっきはお父さん、だった。
　……そんなことをつらつらと考えながら、父親は慌てて対応策を考える。このまま頭ごなしに否定しても、この娘はムキになるだけだろう。……ならば何処かで譲歩をしなければ。
　そんな時、ふと思考を過ぎったのは――……過去の経験。そういえば、昔、これと似たようなコトがあった。
　それを思い出せば、男は反射の動きで、その時の台詞を口にする。
「ど、どないしても行きたい、っちゅーんなら！　ワイを倒してからにせぇ！」
「わかりました」
「…………へ？」
　直後。雷撃が容赦無くイーシンの身体を襲った。


「で。黒焦げにしたまま、放って来ちゃったワケ？」
　――服飾店、ラフレシア。
　店の主でもある筋骨逞しいオカマ――もとい乙女、ジェニファーは、事情を聞けば呆れたように吐息を零した。
　その視線の先、テーブルを挟んで対面では、今しがた駆け込んできた銀髪の娘がふくれっつらで頬杖を突いていた。
「……パパが悪いんです。私だけ仲間はずれにしたりして」
　自分に落ち度は無い。そう言わんばかりの様子で、むすっとした顔のまま愚痴を零すシャオリール。
　しかし、その言葉にジェニファーは首を傾げて見せた。
「……仲間ハズレ、ねぇ？」
「そうです。……アス兄はともかく。ユインがいいのに私が駄目なんて。……男女差別です」
　……イーシンという男は、決して男女に対して平等な人間では無い。
　男女には機能の違いがあり、身体のつくりや生理機能にも差異があるわけで、その分の区別はしてしかるべきだと常に口にしている。
　けれど。……けれども。決して、性別を理由に差別をするような人間では無い。……そう、思っていたのに。
　数ヶ月しか生まれに差の無い――なんでも魔法で妊娠期間を縮めたという話だが詳しくは知らない――兄が外の世界に出されようとしているのに、女の自分はそれを許可されない。
　それは、暗に、女は家の中で静かにしていろ、とでも言われているような気がして。……シャオリールは、深々と溜息を吐くと、テーブルの上に突っ伏した。
　……ジェニファーが、困ったように頬に手を当てる。
「うーん……。とりあえず、仲間ハズレにしようとしてるワケじゃないと思うわよ？　男女差別……の方は、差別、ってワケじゃないでしょうけど、少しあるかもしれないけどね」
「……」
　億劫そうに突っ伏したまま、シャオリールは意味を問うような視線をジェニファーへと向ける。
　視線を受けて。……ジェニファーは、しばし、迷うような素振りを見せる、ものの。……やがて、小さく苦笑を漏らして。
「シンちゃんってば、そういうところ、女々しいのよねぇ。……アタシが言っていいものかはちょっと迷うけど」
　そう、前置きを置くと。ゆっくりと、口を開いた。
「あのね。シンちゃんはね。……きっと、アナタに幸せになって欲しいのよ」
「……それは、解ってます」
　年の割りに子供っぽいあの父親が、自分のことを本気で案じてくれているのは解る。……時折、度が過ぎて鬱陶しいと思うことも無いでもないが。それは、きっと、贅沢な悩みなのだろう。
　けれど。……其処で、やっぱり。シャオリールの思考は、最初の問題に戻るのだ。何故、自分だけ、と。
「……ホントに解ってる、シャルちゃん？」
「解ってますって」
　……考えてみても、やはり、ユインと自分の違いは――それは、勿論、能力的な差異はあるけれど、それだって総じて見れば同じようなものだと彼女は思っている――性別ぐらいしか、思いつかなくて。
　繰り返し向けられた問いに、やや憮然とした顔でシャオリールは言葉を返す。
　けれど。それを見ても、ジェニファーは笑うばかりで。
「やっぱり、解ってないわねぇ。……あのね、シャルちゃん？　シンちゃんはね、アナタに、女として幸せになってもらいたいのよ」
「……？」
　どう違うのか解らない。……思わず、顔に浮かぶ疑問符。
　その困惑を愉しむと同時。……ここまで言っても解らないのか、と。ジェニファーは肩を竦めて。
「つまりね。……シンちゃんは、アナタを、自分の手で幸せにしたいと思ってるってこと」
　そんなことを、のたまった。
「…………」
　数秒。……沈黙が、室内を通り過ぎる。
　今、何を言われたのか。その意味を考えるように、シャオリールは首を傾げて。
「………………は？」
　更にしばしの間の後。結局、最初に返された言葉は、そんな間の抜けた声でしか無かった。
　っていうか、その、なんだろう。なんというか、こう。……それは、色々――。
　――ぼん。流石に、そこまで言われて伝わらない程鈍い彼女では無かった。時間差で、ようやく理解が追いつけば……一気に、シャオリールの顔色が変わる。
「って、え？　え？　え、えぇっ？！　ぱ、パパが？　ええと、それって、その。わ、私のこと……。そ、その、パパのことは、それは、嫌いじゃないけど、でも……」
　赤くなったり、青くなったり、忙しないことこの上無い。
　わたわたと、無駄な身振り手振りを入れて、身体全体で困惑を示すシャオリールに。……からかうように、ジェニファーは笑って。
「……ところが。そういうワケでも無いのよね」
「――は？」
　ぽかん、と。……またも、同じような、しかし今度は即座の反応を返すシャオリール。
　……とりあえず、それに合わせて身振り手振りは消えた、ものの。困惑の度合いで言えば、むしろそれは深まったようで。……訝しげな視線を、ジェニファーへと返す。
「……どういうことですか？」
　その質問に。……筋骨逞しい、オカマの年長者は、たっぷりともったいつけた後に、こう答えた。
「あの子はね？　……きっと、今でも、アナタのお母様のことが忘れられないのよ」



「うーむ……」
　――自宅の床に座り込み。些か焦げた風体のまま、イーシンは首を捻り続けていた。
　同時に、漏れる唸り声。……その様子からは、何を考えているかは伺い知れなかったけれど、きっと簡単に答えが出るようなものではないか――そもそも、答えが存在しないようなことに違いない。
　なにしろ、その姿勢になってからかれこれ一時間近くは経つ。その間、男はずっと同じように首を捻っていたのだから、察せられようと言うものだ。
　……と。
　いい加減、そんなことをし続けているのにも飽きたのか。……首の傾斜を戻し、唸り声を止めた男は、代わりとばかりに……はぁ、と大きな溜息を吐いた。
「……子供っちゅーんは、難しいなぁ」
　その言葉には、どんな意味が込められていたのか。
　愚痴じみた言葉と共に、男はがしがしと自らの頭を掻き。……そうしていても始まらない、とでも思ったのだろうか。立ち上がり、何処かへと足を向けようとした瞬間。
　不意に、ばたん、と。……部屋の、扉が開いた。
「……」
「…………シャオリール」
　その向こうにあったのは、今しがた探しに行こうとしていた娘の姿。
　まさか、戻ってくるとは思っていなかったのか。父親の顔に、一瞬驚きが浮かび。……しかし、すぐにそれは戸惑いを込めた笑みへと変わる。
「……ぇ～……あー。なんや、シャル。あんな？」
「パパ」
　感情の動きがそのまま表れたかのような、語尾の曖昧な男の言葉。
　それを、ピシャリと遮るようにシャオリールが父を呼ぶ。
　呼び方こそ、普段のソレに戻っていたけれど。……何処か固い雰囲気のソレに、男は眉を潜める。
「……さっきは、ごめんなさい。ちょっと、やりすぎました」
　――けれど。まず、娘の口を突いて出たのは、そんな謝罪の言葉で。
　きょとん、と。拍子抜けしたように、男は目を瞬かせる。
「あ、あぁ。……いや、ええねん、って。気にせんとき。っちゅーか、倒せっちゅーたんはワイやしな」
　やがて、その意味を理解すれば。苦笑混じりに。……ぱたぱたと手を左右に振りながら、男は気にするな、と言葉を返す。
「……でも。…………でも、聞いて欲しいんです」
「……む」
　そして、続けられる言葉に。……男は、思う。
　きっと、娘はまた主張するのだろうと。……己の思いを、意思を、認めてもらおうと。男にだって経験がある。もう、随分おぼろげになってしまったけれど。男にとって、それは親では無かったけれど。大人を説得しようと、ひたすらに言葉を連ねた経験が。
　だから自分は、かつて子供だった自分は、今度は大人としてその言葉に応じねばならない。……そう、思ったのだけれど。
　シャオリールの言葉は、イーシンの予想外のものだった。
「私は、お母さんじゃないんです」
「…………っ……な」
　――その言葉に、一瞬、意識が白く染まった。


　――動きを止めた父を前に、やっぱり、とシャオリールは思う。
　それは、予測が当った喜びだろうか。……予測通りだった落胆だろうか。
　どちらともつかない感情。……胸が苦しいというのは、こういう時のことを言うんだろう。
「……どんなに顔が似ていても。どんなに声が似ていても。髪が、肌が、目の色が、仕草が。……どれだけ、似ていたとしても。私は、シャオリールなんです。……お母さんじゃありません」
　その感情を、押し殺しながら。……シャオリールは、言葉を紡ぐ。
　何度か見せてもらった、記録に残る母の姿は覚えている。……びっくりするぐらい、自分によく似ていた。どんな人だったか、流石に父に直接訊ねたことは無いけれど……これだけ姿かたちが似ていれば、もしかしたら、性格にも似ている部分があったのかもしれない。
「きっと。……きっと、お母さんは。お母さんは、パパに、自分のことを幸せにして欲しかったんだと思います」
　……けれど、恐らくそれは叶わなかったのだろう。
　ただ一つ、己とユインに伝えられた母の話から、シャオリールはそう考える。
　だから、父が、母を忘れられないのは無理もないと思う。……その延長として、母の姿を、自分に見てしまうのも仕方が無いのかもしれない。
　……けれど。
「だけど。……だけど、私は、違うんです」
　それでも、やっぱり。……母親と、自分は、違う人間なのだ。
　何処まで行っても、そこは変わらない。
「私は、パパに、私のことを幸せにして欲しくなんか無い」
　第一。……代用品として愛されるなんて、まっぴらだ。
「私は、私の幸せは、自分で探したい」
「……シャオリール」
「自分の目で見て、耳で聞いて。興味が出れば話して、手が届けば触れて。……そんな風に、自分で確かめたい。自分で確かめて、見つけたい」
　――勿論、万事が万事、上手く行くとは思わない。
　きっと、難しいことなんだろうと思う。
　きっと、辛いことも多いのだろうと思う。
　だけれども。……そこで、立ち止まるばかりでは、何も変わらないと。
　逃げてばかりでは、得られるものは何も無いのだと。
　自分は、この父と、兄弟達から学んだのだ。
「だから、ごめんなさいパパ。……私は、冒険者になります」
　……決意を込めた、断言。
　それに、男は何を思ったのか。一度目を細め、天を仰ぎ、それから娘に視線を戻すと――何かを振り払うように、頭を振って。
「…………子供、っちゅーんは……。……知らん間に、大きくなっとるもんなんやなぁ」
　……小さく、寂しげに笑った。
「……冒険者、っちゅーんは、大変な仕事やで」
「解ってます。……そのつもりです」
「いつもいつも、ベッドの上で寝れるとは限らん」
「野宿のやり方は覚えてます」
「仕事が無ければ、メシもまともに食えへんかもしらん」
「内職でもしますよ。マジックアイテム作るの、私、結構上手なんですよ？　……簡単なものだけですけど」
「切った張ったで、タマぁ賭けにゃならんこともある」
「でも、それは。アス兄や、ユインも一緒ですよね？」
「…………お前は、女や。命が取られんでも、もっと辛い目に遭うかもしらん」
「………………死んだ方がマシ、は、死なないだけマシ、っていつも言ってるの、パパじゃないですか」
　……流石に――即答は、出来なかったのか。最後の問いには、ほんの少し、返答に間があったものの。
　それでも、シャオリールは答えを返す。……些か引き攣りはしたものの、気丈に、それこそ父親のように笑みを浮かべて。
　――男は、其処に何を見たのか。
　無造作に。……大きな掌を、娘の頭へと乗せた。
「っわ……ぱ、パパ？」
「あぁ。……確かに、せやなぁ。……お前は、ママとは、違うんやなぁ……」
　掌に遮られて、よく見えなかったけれど。……その声音は、なんだか、泣いているようにも聞こえた。
　けれど。少しの間の後、掌が除けられた時には、もう、父親の顔はいつもの通りに戻っていて。
「……ええやろ。そこまで言うなら……気張ってみぃ、シャオリール」
「っ、じゃあ……！」
「ただし！　……やるからには、中途は許さんで。何せ、ワイはお前に甘い人間やからな。もう無理、とか、泣き言いっぺんでも口にしてみい。……徹底的に守って、逃がして、甘やかすで。万事が万事、そらもうビックリするぐらいな！」
　――激励だか、脅しだか、よく解らない言葉。
　いつでも戻って来い。……きっと、本当はそう言いたいのだろうに。男の言葉通り、この父親が、どれだけ自分に甘いか、娘は知っていたから。
　……――その逃げ道を断つような言葉に。思わず、本の少しだけ、目頭が熱くなった。
「……はいっ！」

　――こうして。目出度く、かどうかは疑問ではあるけれど。
　シャオリールは、二人の兄と同じ道を歩むことを許された。

　シャオリール・シン。ピュア・ヒューマン（？／本人の自己申告）。女。実年齢１６歳。外観年齢同様。身長１５２センチ、体重３９キロ。細身（本人はスレンダーと主張）。銀髪。瞳の色は青灰。肌の色は白。登録クラス名（自己申告）、魔術師。保有スキル（自己申告）、魔術一般、特に転移魔術に長ける。実戦経験、無し。備考、癖毛。

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カテゴリ: &amp;#x5b;[[駄文&gt;密かに徒然/カテゴリ/駄文]]&amp;#x5d; - &amp;trackback() - 2007年10月02日 19:48:39
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    <title>密かに徒然/2007年07月21日</title>
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      -[[密かに徒然/2007年07月21日/旅立ち～ユインの場合]]
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    <title>密かに徒然/2007年07月18日/旅立ち～アステールの場合</title>
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　ユイン・シン。ピュア・ヒューマン。男。実年齢１６歳。外観年齢同様。身長１７０センチ、体重５７キロ。やや細身。茶髪。瞳の色は青灰。肌はアジア系。登録クラス名（自己申告）、僧兵。保有スキル（自己申告）、格闘術及び法術一般。実戦経験、無し。備考、やや癖毛。

　アステール・シン。狗型フレイム・ビースト（人化可能タイプ）。男。実年齢１７歳。外観年齢２０前後。身長１８４センチ、体重８２キロ。筋量多。髪色は濃い青紫（前一房のみ白髪）。瞳の色は紫。肌はアジア系。登録クラス名（自己申告）、戦士。保有スキル（自己申告）、武器戦闘及び格闘術。実戦経験、多数。備考、目付き非常に悪し。

　――以上二名の登録を受理する。




「……だってさー」

　……手にした一枚の、なんとも薄っぺらい書状を読み終えると。イマイチ重さの感じられない態度で、少年は傍らの男を振り返った。
　多種多様な人種、業種の人間でごった返す、巨大な白亜の建造物。
　そのロビーに設置されたテーブルの一つ。丸型で分厚いそのテーブルの席に、二人の男が着いていた。
　一人は、僧服に身を包んだ茶髪の少年。背はそれなりにあるが、顔つきにはまだ何処か幼さが残されており愛嬌が感じられる。今しがた、書状を読み上げたのがコレだ。
　その言葉の受けてであるもう一人は、背の高い、傭兵か賞金稼ぎを思わせる風貌の男だ。筋肉質の身体を重めの色を基調とした服に包み――こちらは少年とは対象に、なんとも無愛想な表情でむっつりと黙り込んでいる。
　言葉を向けても、すぐには反応が返って来なかったものだから。少年は、ひらひらと読みあげたばかりの紙を男へと向け振って見せる。
　それに対し――男が返した反応は、酷く淡白なものだった。
「そうか」
　……それだけである。
　その反応の薄さに、少年がひょいと肩を竦める。……とはいえ、その動きには慣れがあり、表情に苦い色は無い。恐らくはこれがこの男のデフォルトなのだろう。
　それを示すように、言葉が続いた。
「相変わらずの反応どーも。……いつも思うんだけどね。アス兄、もうちょっと愛想良くならない？」
「む」
　少年の物言いに、アス兄と呼ばれた男は小さく声を上げると。……困ったように、心持ち眉根を寄せると。数瞬、言葉を捜すような間があり。
「……これで、お前も今日から冒険者か」
　相変わらず短いフレーズではあったけれど、言葉を続けた。
「アス兄もだけどね」
　小さく笑って、少年はそれに応じる。
　けれど何故か、その笑みはすぐに苦笑へと変化した。
「……まったく。イーシンも無茶言うよなぁ。いきなり冒険者になれ、だなんて。……何考えてるんだか」
「……そうだな」
　――冒険者。
　今となっては、この職業を知らぬ者の方が少ないだろう。
　彼ら彼女らは読んで字の如く、未開地の探索や遺跡の盗掘を生業とする者達――では、ない。
　無論、それも彼らの活動内容には含まれはする。けれど、全てではない……どころか、比率としてはむしろ少ない方にすら入るだろう。
　ある種の誤解を覚悟で端的に言ってしまえば、つまり冒険者とはなんでも屋の一種である。その仕事は魔物退治や隊商の護衛に始まり、時に人探しや商品の輸送、交渉の手伝い、そして先に挙げた未発掘の遺跡の探査など、非常に多岐に渡る。
　彼等彼女等は、基本的には数人単位のパーティを組み、冒険者の店と呼ばれる場所を仲介に、時に命の危険すらある仕事を報酬と引き換えに請け負う。場合によっては、ギルドを形成することもある。
　無論、時にはその依頼の中で命を落とすこともあれば、失敗することもあり。逆に思わぬトコロから大金を得たり、遺跡の発掘から莫大な富を得るものも居る。
　大きなチャンスと同じだけのリスクが同居する職業。……それが冒険者だ、と。夢を持った人間ならばそう言うだろう。
　――ではまぁ、口さがないものがどう言うかと言えば。食い詰め者とチンピラの集まり、とでも言うのだろうけれど。ともあれ。
「……んじゃ、まあ、登録は終わったし。今日のところは、これで帰ろっか」
　そういって、少年は大きく伸びをすると、席を立った。

　少年の名は、ユイン。……大柄な男の名は、アステールと言った。

「しっかし。酷いよねー、この証明書。……目付き悪い、とか。普通書く？」
「ファジーな組織なのだろう」
「ファジー過ぎでしょ。……っていうか、アス兄、自分のことなんだからもうちょっと怒るとか嫌がるとかしない？」
「事実なのだから仕方あるまい。……その程度の自覚はある」

　帰り道。
　互いに、いつものような他愛の無いやりとりをしながら――……ふと、アステールは思っていた。
　己が、ユインを守らねばならないと。

「……危険過ぎる！　ユインにはまだ早い！」
　ダン、と。……互いの間に置かれた机を全力で叩きながら、アステールは目の前の男へと食って掛かった。
　冒険者になれ、と。伝えられた日の夜のことだ。
　しかし、その男――アステールとユインの実の父親でもあるイーシンは、抗議には気のない視線を返すばかりで。
「もう決めたことや」
　と。あっさり、首を横に振った。
　そのことに、ぎり、と。アステールの眉が吊り上がる。
　冒険者と言う仕事の危険性を、アステールは正しく理解しているつもりだった。
　確かに、多くの経験を積むことの出来る仕事だとは思う。見識を広めるにはこれ以上無い職業だとも思う。
　アステールは、恐らく、父親の意図はそのあたりにあるのだろう、とすら思っていた。
　しかし。それでも。……どれだけ得るものがあろうと、どれだけ言葉を飾ろうと。冒険者とは、己の命を切り売りする仕事なのだ。
　危険と引き換えに報酬を得るというのは、そういうことだ。
　そんな危険な場所へと、息子を追いやる父親の考えが。アステールには、さっぱり解らなかった。
「…………父よ」
　だから。……硬い声で、そして、滅多に呼ばぬ呼び方で。アステールは、目の前の男に呼びかける。
　それが卑怯だとは解りつつも。敢えて、契約を行った従者でも対等の人間でもなく、男の子供として、長男として訴える。
「父よ。貴方は、貴方はっ……我が子が、可愛くは無いのか？！　殺したいとでも思っているのか？！　答えろ！！」
「…………」
　――けれど。
　アステールがそこまでして放った言葉に対して。……男が見せた反応は、ぱちくり、と目を瞬かせることだけだった。
「うっわ。……お前からその呼び方で呼ばれんの、えっらい久しぶりな気がすんなぁ……。……っちゅーか、せやったらもっと頻繁に」
「茶化すな。……我は、真剣に話をしているのだ」
　ぴしゃり、と。軽口めいた言葉を封じれば、イーシンがわざとらしく肩を竦める。
　そんな芝居がかった仕草すら、今のアステールにとっては己を苛立たせる材料でしかない。
　更に辛辣な言葉を向けるべく、彼は、己が父へと口を開きかけたところで。
「なぁ、アステール」
　機先を制するように、男が、息子へと呼びかけを返した。
「っ……。なんだ」
　出鼻を挫かれたアステールは、些か憮然とした表情でそれに応じる。
　それを見た男は、小さく笑みを浮かべ。……しかしすぐにその笑みを消せば、いつになく真剣な顔で、息子の顔をのぞき込んだ。
「自分に、他の何を失ってでもやり遂げたい事が出来た時。……それなのに、自分の持ってるもんを全部引き換えにしたかて、それに手が届かん、っちゅーのは。どんな気分やと思う？」
「…………どういう意味だ」
「別に。……言葉通りの意味やで？」
　……かたり。
　テーブルに座ったままだった男が、そこで、初めて席を立つ。
「金でも、物でも、女でもええわ。……何か欲しいもんが出来た時。せやなかったら、そういうもんを守りたい時。……他にも、まぁ、なんでもええ。挙げたらキリが無い。ともかく」
「…………」
　そして。……かつ、かつ、と。テーブルを回りこむように、男は、歩き始め。
「……――そういう時が、男にはな、必ず来るもんや」
　アステールの背後で。……足を、止めた。
「ワイはな、アステール。……お前等のことを大事やと思うとる。危険な目に遭って欲しくない、ともな」
「ならば……！」
「けどな。……それ以上に。お前らを、そういう時に、後悔だけしか出来ん男にした無い」
　――背中合わせに交わされる言葉。
　それを聞きながら。……アステールは、何故か、振り返ることが出来なかった。
　ただ、その言葉に。……一瞬、沈黙を得て。
「……それだけの能力を得る前に。万が一があったら、どうする」
　低い声で。アステールはそれだけを訊ね――ぷっ、と。男は、噴出した。
「アホやなぁ。……そうならん為に、お前が居んねやろ？」
「……何？」
　そこで、ようやく。……アステールは、くるり、と背後を振り向いた。
　男は、父は、相変わらず背中を向けたままだったけれど。――最後に一度、肩越しに振り返り。
「頼りにしとるで、お兄ちゃん。……アイツを、守ったってくれ」
　そう、告げたのだった。


　それが、数日前のことだ。
　あの時は勢いでうなずいてしまったが。……つまり、結局のところ、上手いこと煙に巻かれたようなものだとアステールは思っている。
　しかし。
「ん、どうかした？　アス兄」
「……いや」
　それでもいい。……いや、良くは無いのだが、しかし。
　考えてみれば。……考えるまでもなく。兄が弟を守ることは、当たり前のことだ。
　ならば、そのことは、無責任な父親なぞに言われるまでも無い。
「なんでもない。……それより、早く戻るとしよう」
　一つの決意を胸に、アステールは言葉を返し。
　ユインは、それに頷きを返した、が――ふと、そこで。何かを思い出したように、動きを止めると。……あぁ、と。小さく笑った。
「？　どうした？」
「いや、忘れるトコロだったなって。……ん」
　そうして。……差し出される、右手と言葉。
「これからよろしく、アス兄」
　……一拍の間を置いてから。
「こちらこそだ、ユイン」
　兄は、弟の手をしっかりと握り返した。

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カテゴリ: &amp;#x5b;[[駄文&gt;密かに徒然/カテゴリ/駄文]]&amp;#x5d; - &amp;trackback() - 2007年07月18日 18:44:01
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